サラダバー + カスの嘘

「サラダバーをしたい」というのは人類普遍の欲望であるらしく、古今東西・世界各地でサラダバーと同様の文化を見ることができる。

日本にサラダバーを最初に持ち込んだのはアントニオ猪木であることは有名だが、では人類最古のサラダバーとはどんなものであろうか?

これも実ははっきりわかっている。


1862年。イギリスの元青年将校であるロバート・スプロット博士が、ある遺跡を発掘中に、石片の裏にとある落書きが書かれているのを発見した。


曰く。

「メインディッシュ食べる前にお腹いっぱいになっちゃう」

当初はこれの意味がわからなかったが、その後のさまざまな調査でこれはサラダバーのことであったのだろうと考えられている。


その遺跡こそ、エジプト中王朝のネトモスⅢ世の王墓であり、すなわちこれが人類最古のサラダバーの記録である。

今ではこれは当時の様子を今に伝える貴重な資料となっている。

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一語一会 鯵坂もっちょ @motcho

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