第2話 与えられた者と選んだ者



アルド: 食料も手に入れたし メルロ区の困っている人達に届けようか。


メリナ: そうね。期待して待っているでしょうから。

     今日は 温かい食事を食べてもらえそうで 良かったわ。


Quest accepted


お祭りのための食料を手に入れた アルド達

メルロ区の困っている人達に届け

お祭り参加しよう


困っている人: ほんと助かりました。 メリナ様チルリル様。 いつも変わらぬ 

        支援をありがとうございます。


チルリル: 気にしなくていいのだわ!お祭りなのだから 楽しくやるのだわ!

      チルリルは楽しみにしているのだわ!


メリナ: そうよ。別に気にしなくてもいいわ。

     定期的に 持って来れれば もっといいのだけど。

     そう簡単にもいかないのよね。

     この大陸にも動物達が沢山いればいいのに。


困っている人: ありがとうございます。 そのお気持ちだけで 

        私たちは満足です。

        メリナ様も チルリル様も 大事なお役目がございます。

        私達も お役にたつのは難しいことですが

        せめて 心だけは お傍にいれるように 

        毎日頑張って生きております。


メリナ: ・・・・ありがとう。


チルリル: メリナ・・・。  もっと頑張らないとなのだわ!

      またここを恵みに溢れた土地にしないとなのだわ!


メリナ: そうね。 守るべきものがたくさんあるし 

     立ち止まってはいられないわ。


困っている人:そろそろお祭りの準備ができましたので 

       皆様たいした おもてなしなどはできませんが 

       参加していってください。 


旧教会園 メルロ区


メリナ 単独行動 お祭りの間に仲間に話しかける 


アルド: 盛り上がってきたな。 みんな楽しそうだし 

     食料の用意できてよかったな。


メリナ: 手伝ってくれてありがとう。 今回の祭りはいつもより 

     盛り上がっているわ。


アルド: そうなのか メリナのおかげだな。


メリナ: 別に私の功績ではないわ・・・。 

     私は・・・やらないと いけないことは

     まだ何もできていないもの。


アルド: みんなのために頑張ってるメリナをみて ここに住んでる人も 

     メリナやチルリル、プライのために頑張ってるだと思うぞ。


メリナ: そうね。

     ただ どうしても自分の使命っていうものを考えてしまうわ。

     私の頑張り次第で みんなの生活が豊かなものになるか

     すごく我慢して生活していくか 決まってしまうと

     考えると・・・。




祭りを楽しんでる人: プライ殿も もっとお食べください。 ささ どうぞー。


プライ: 私はそれぐらいで大丈夫ですので 皆様でお食べください。


祭りを楽しんでる人: 私たちは幸せだ こんなにも頑張ってくれている人達がいて

           今日もご飯が食べられる。 お返しできないことが 

           残念だが・・・。


プライ: いつか 必ず 安心して過ごせるようになります。 

     メリナ殿 チルリル殿 ともに 信頼のできる方々です。


祭りを楽しんでる人: もちろん みな信じておるよ。


メリナ: ・・・・・・。



一人たたずむメリナ


メリナ: ・・・・・・。


チルリル: 隣いいかしらなのだわ。


メリナ: 騒がしいから嫌。



チルリル: 言い方が悪いなのだわ!!

      もう勝手に座るのだわ。


メリナ: あなたは 剣持つ救世主の 生まれ変わりなのよね。 


チルリル: え!! ・・・そうなのだわ!!


メリナ: それがつらいと思ったことはない?


チルリル: チルリルは 剣持つ救世主だから つらいと思ったことはないのだわ!


メリナ: そう・・・。

     私は 私の使命を果たせてないことに 憤りを感じるわ。


チルリル: メリナは 一人で考えすぎなのだわ。

      全部一人で できるほど 私たちは強くはないのだわ。


メリナ: わかっているわよ それぐらい・・・。


チルリル: メリナ 夢はなに?


メリナ: 夢・・・? 内なる大海に隠れた神を見つけて。

     この大陸をかつての・・・。



チルリル: そうじゃないのだわ!!!

      メリナのやりたいことの話なのだわ!


メリナ: だから やりたいことが この大陸にかつての恵みを 取り戻し

     人々に安寧の生活を そして 咲くような笑顔を 取り戻したい。


チルリル: だからそうじゃないのだわー! 

      メリナのやるべきこと じゃなくて 

      やりたいと願うものの話なのだわ。


メリナ: 何を言っているの さっきから なら あなたの夢はなんなの?


チルリル: チルリルは立派なお母さんになりたいなのだわ!!!!!


メリナ: えっ・・・・!!??


チルリル: チルリルは子供が欲しいのだわ! 

      そしてその子供に愛情をいっぱいそそいで

      立派なお母さんになりたいなのだわ!


メリナ: えーーーーーーーーー!!!


チルリル: あのメリナを驚かせてやったのだわ! 

      これは 胸が空く思いなのだわ。

      チルリルは自分の使命を終えたら 好きな人を見つけるのだわ。


メリナ: 使命に終わり・・・・。


チルリル: そうなのだわ! メリナとチルリルがいれば この状況は変えられる。

      今は協力してくれる仲間も増えた。

      いつか終わりがくる。 いいえ 終わらせるなのだわ。


メリナ: 使命が終わった後の 私・・・?

     翼を持つ者の生まれ変わりでなくなった後の 私・・・・?


チルリル: そうなのだわ.

改めて 聞くのだわメリナ。

      メリナの したいことはなに?


メリナ: 考えたこともなかった・・・。

     役目があって役割があって 自分には 使命があって。

     それが終わったら・・・ 終わるなんて 考えてもなかった・・・。


チルリル: チルリルは 自分の夢も 使命も 諦めないのだわ!

      どちらも叶えて 幸せになるのだわ!


メリナ: あなた・・・。 意外にすごいわね・・・。


チルリル: むーーーなのだわ!! 少しバカにされた感じがあるのだわ!

      確かに メリナほど魔力もないし 扱いも上手くないけど

      これから もっと上手くなるのだわ!

      チルリルは成長途中なだけなのだわ!



メリナ: クスッ。

     そうゆう意味じゃないわ おバカさん・・・。


チルリル:(メリナが笑ってる)


メリナ: みんないい笑顔だわ。 この笑顔が続くようにすることと

     自分が笑顔になるために 何をするのかは 

     同じ道の上にあるのね。


チルリル: そうなのだわ。 

      チルは子供は男の子と女の子 ふたり ほしいのだわ。


メリナ: それなら 子供が幸せに暮らせる環境を作らないといけないわね。


チルリル: できると思うのだわ! 

      チルリルには力を貸してくれる仲間がいっぱいいるのだわ。 


メリナ: そうね。 できるわ きっと・・・。


チルリル: ところでメリナ 恋はしたことはあるのなのだわ?


メリナ: え・・・ いきなり何よ。

     そんなこと急に言われても・・・・。

     

チルリル: チルリルはしたことないのだわ・・・。

      恋をしなくちゃ 好きな人もできないし。

      結婚もできないし 可愛い子供もできない。

      それじゃー素敵なお母さんになれないのだわ!!


チルリル: それは困るのだわ!

      メリナ隠さないで教えてほしいなのだわ!

      

メリナ: そんなこと言われても・・・。

     私だって経験ないのだから 教えようがないわ。


チルリル: メリナもお子ちゃまだったのだわ。


メリナ: すり潰すわよ・・・。


チルリル: ごめんなさいなのだわ。

      困ったなのだわ。 メリナも詳しくないし。

      チルも 詳しくないのだわ・・・。


メリナ: アルドに聞いてみたら どうかしら?

     結構色々な人とかかわっているし、経験豊富かも。


チルリル: それはいい考えなのだわ! 早速 聞いてくるのだわーーー。


メリナ: あっ・・・行っちゃった・・・

     ・・・・・・。

     私もついていこうかな・・・・。



アルド: どうしたんだ ふたりとも。

     なんか顔が怖いぞ・・・。

     いきなり迫ってきて 聞きたいことってなんだ?


チルリル: アルドは人気がすごくて モテモテで 女の子の 友達が1000人いるって      ほんとなのだわ?


アルド: なんの話だか 全然わからないぞ・・・。 

     メリナ これはどうゆう状況だ?


メリナ: チルリルは恋ってどうゆうものか 知りたいらしいから

     教えてあげて。


アルド: 説明を受けても 状況がわからない・・・。

     めずらしいなメリナの説明が意味わからないのは。


チルリル: チルは立派なお母さんになりたいのだわ!

      だから恋がどうゆうものか知っておく必要があるのだわ!!


アルド: あーなるほど。

     そうかー 状況はわかったけど

     教えられるほど 経験はないぞ。

     もっと詳しい人に聞いた方がいいじゃないか?


チルリル: とりあえず アルドに聞くのだわ!

      あとで詳しそうな人 教えてほしいのだわ。


アルド: そうだなー。

     チルリルは いつも気になる人とかいないのか?


チルリル: いるのだわ! いつも一人で頑張ってて 

      危なっかしい というか

      いろいろと 大変そうなのだわ。


アルド: そうゆう気持ちが 始まりなんじゃないのかなって

     思うぞ。 その人のことを 自然と目で追っていて

     その人のこともっと知りたくなるって感じじゃないかな。


チルリル: 参考になるのだわ!!

      アルドはやっぱりモテモテなのだわ・・・。


アルド: あはは。

     まったくそんなことないぞ。

     知り合いの 女の子も 友達っていうより

     仲間って感じの人が 多いし。


フィーネ: ・・・・・・。


メリナ: あれは 鈍感なだけ? 

     それとも わざと気づいてないふりをしてる?


フィーネ: お兄ちゃんは 鈍感 のほうです・・・・。


メリナ: そう・・・・。大変そうね。


フィーネ: 仲間思いなお兄ちゃんは 素敵だけど

      お兄ちゃんにも 幸せになってもらいたいなー

      って思っちゃいます。


メリナ: 先は長そうね・・・・。


チルリル: アルド ほかにそうゆうことに 詳しいそうな人は

      誰か いないかなのだわ?


アルド: そうだな パルシファル宮殿にいる

     魔法に 詳しい人がいて

     確か そうゆう話も 得意だった気がする。


チルリル: 早速行くのだわーー。


アルド: 祭りはもういいのか?

     まだまだ みんな 話し込んで盛り上がってみたいだけど。



チルリル: チルリルは チルの輝かしい未来のために

      いろいろ知らなくちゃいけないのだわー!

      アルドは ここに いていいのだわーー。


チルリル: いろいろな人に話をきいて 見聞をひろめてくるのだわー。

      メリナも行くのだわーー。


メリナ: 私も!?

     まぁ ついていってもいいわ・・・。


アルド: 迷子になるなよー。

     あとほかの人に迷惑かけるなよー。


メリナ&チルリル: 子供じゃないわ なのだわ!!


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