第3話実績
次の日の朝。
「おはようございますお兄様」
「ああ、おはよう千鶴」
「あ!そうだ、いきなりで悪いんだけど千鶴には今日、俺が通ってる高校に試験を受けに行ってもらう」
「はい、分かりました」
「かなり偏差値の高い高校だが、まぁ千鶴なら大丈夫だろう」
「それで学費のことなんだが」
「それならご心配なく、お兄様」
「あたくし脳科学者の資格を持っているのでサイト立ち上げて」
「今、脳科学の勉強をしている人達を指導してお金をもらおうと思います」
「あっそうだったな千鶴は小学校の時に、脳科学の資格を取ったんだったな」
「はい!」
千鶴はそういった後、パソコンが置いてあるテーブルに座って。
パソコンを開き千鶴はサイトを立ち上げ始めた。
30分後。
「よし、やっとできた」
「千鶴そろそろ学校に行ってそう」
「はい、分かりました今行きます」
千鶴はそう言いながら樹について言った。
外に出ると黒塗りの高級車が置いてあった。
「どうぞお乗りください千鶴様、樹様」
ベルモンドはドアを開けながらそういった。
車に乗って1時間後。
「着きましたよ千鶴様、樹様」
「ありがとうございますベルモンドさん」
「千鶴様の合格を願っております」
千鶴はそういった後、車から降りた。
「ここが千鶴が通う高校だよ」
千鶴は少し顔を上げるとそこには大きな校舎が建っていた。
「それじゃあ、校舎に入ろうか千鶴」
「はいお兄様」
中に入ると黒いスーツを着た女の人が目の前に立っていた。
「今日はよろしくお願いします」
千鶴は少し緊張しながらそういった。
「ええ、こちらこそ今日はよろしくお願いします」
「一番奥の部屋で今回はテストを行いますとりあえず私について来てください」
「はい!分かりました」
千鶴達はそう言われて女の人についていった。
「ちょっと樹くん外で待ってて」
「分かりました」
そして千鶴は部屋の中へと入っていった。
「はぁ」
女の人は一息ついた後椅子に座った。
「それじゃあ、まずは自分のプロフィールを書いてもらいます」
「自分のプロフィールですか?」
「自分の得意なこと苦手なことあるいは実績でもいいです」
「分かりました」
千鶴はそう言って迷うことなくプリントに文字を書き連ねていった。
「できました」
千鶴はそう言ってプリントを見せた。
すると女の人は目が飛び出そうな勢いでこう言った。
「えええーーー!!!あなた柔道の世界チャンピオンなの!」
「はい」
「そういえば、あなたのお兄さんは空手の世界チャンピオンだったわね」
「そうです」
千鶴は自慢げな表情でそういった。
「それじゃあ、次は30枚のプリントを1時間でといてもらえます」
「分かりました」
10分後。
「終わりました」
「えっ!もう終わったの」
女の人はそう言いながら問題の確認をした。
すごすぎる、すべて百点だ!
「お兄様なんとか終わりました」
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