SAO-プログレッシブ- 星なき夜のアリア
SAOの映画を観てきたので感想を書きだしたいと思います。
プログレッシブ自体は原作小説を5巻くらいまではみていたので大体の内容は知っていますがあれを映像で観れると思って楽しみにして観に行きました。
どうしても内容のネタバレがありますのでご注意ください。
《基本情報》
【あらすじ】
『ソードアート・オンライン プログレッシブ』は、《SAO》物語のすべての始まり、アインクラッド第一層からの軌跡を、深く掘り下げながら詳細に描く作者自身によるリブート・シリーズ。
原作者・川原礫がアスナ視点で描く新たな《アインクラッド》編を、完全新作アニメーションで映画化
(公式サイトより)
【登場キャラ】
・結城明日奈/アスナ
CV 戸松遥
本映画の主人公
ゲームはあまり上手くなく、オンラインゲームの常識などは持ち合わせていなかった。そのためSAO内でもミトに色々と教えてもらっている。
・戸澤みすみ/ミト
CV 水瀬いのり
ガチのゲーマーで明日奈にその姿を見られたことで仲良くなる。SAOに明日奈を誘った。
・キリト
CV 松岡禎丞
アスナの危機を助けてくれた見知らぬ少年。アスナが自暴自棄になっていた時にも助けてくれた。
基本的に他のSAO作品では主人公をしている。
《作品の感想》
【満足度】
☆☆☆☆
・思っていたものとは違ったけれど面白かった。
私が観たかったものは『原作プログレッシブ』の映像化でした。その点で言うと期待していたものとは違いましたね。
そもそも今回の映画ではオリジナルキャラのミトとアスナが中心となる物語だったために原作プログレッシブとは結構違っていました。
【簡単な流れ】
簡単な映画の流れを書きますが
1、アスナがSAOに入るまでのちょっとした日常。ここで学校のことやミトとの事が描かれる。
2、初めてSAOに入り、ミトと一緒に冒険してから別れ
3、原作プログレッシブでのアスナとキリトとの出会い
4、第1層のボス攻略
5、第2層到達
でした。プログレッシブというか……SAO第1話の再構成?
【個人的にこんな人にオススメ】
・SAOの戦闘シーンが好き
・ミトちゃん可愛い
・アスナさんが好き!
・プログレッシブの原作見てない
逆に、
・プログレッシブの映画化が観たい
って人にはオススメできないです。
【よかった点】
・戦闘シーン
SAOの魅力はやっぱり戦闘! 戦闘シーンはめちゃめちゃかっこよくて映画音響ってのもあってまじ凄かった! オーディナルスケールの時もだけど映画のSAOはやっぱり迫力あっていいよね!
好きです。
・アスナの絶望顔が最高
私、絶望しているキャラの表情って最高に好きなんですが、SAOに閉じ込められたアスナさんの絶望顔はかなり良かったです。スクリーンいっぱいに広がる絶望したアスナさん。というか、プログレッシブのアスナさんのか弱さめちゃめちゃいいので今後も楽しみですね。
・アスナのお風呂
アスナさんのお風呂シーンはオーディナルスケールの時もありましたがもちろんプログレッシブでもありましたよ。プログレッシブのアスナはお風呂大好きでよく入ってましたからね。
水のシーンの描き方はやはりいつ見ても綺麗で好きだな。裸がいいのではなくて水の表現がいい。そう、あくまで水がいいんだから!
あと、お風呂シーンの裏でキリトが部屋の隅でミルク飲んでいたのが面白ポイントです。
キリトの少年らしさがやっぱり可愛い。
・アスナのあの髪型ってミトのおかげだったのか!
映画の最初のアスナは普通に髪を下ろしただけの姿でした。あれ、あの髪型しないのかな~なんて思っていたらSAOに入る前の日常で見慣れた髪型になりました。しかも、あの髪型にしたのはアスナの意志ではなくミトにしてもらったものでした。あの髪型をずっとしているってことはそれだけミトとの思いが強いんだと未来を知っているからこそ思いました。
【気になった点】
・プログレッシブというか、SAO第1話の再構成
最初に簡単なまとめでも書きましたが内容がプログレッシブ1巻、1層の攻略までなのでプログレッシブの映画化としてはあまり期待したものではありませんでした。内容としてはもう知ってるものでしたし、原作のプログレッシブの映像化を期待してた身としては少し惜しいポイントでした。
・アスナって最初から自分をアバターにしてたの?
アスナがゲームオンチ、というかゲーム初心者であることはSAO1話の方でも描かれていました。キリトの名前の見かたもわからなかったですし、プレイヤーネームも本名にしていました。だとしてもアバターまで本人そのままにするのでしょうか。しかも結構そっくり。写真からアバターを選べるから、髪型オプションが充実しているからってのはまあ分かりますがあんな、そのままなアバターになるのですかね。
・ミトって誰?
事前知識を入れずに観に行ったので最初に知らないキャラがいて驚きました。今現在原作を持ってないので居たかな、と思い出しつつもしかしたらコミカライズに居たのかな?って感じです。
オリジナルキャラってことでいいんですよね?
・ミトを入れたことにより、原作プログレッシブともかなり違った展開になった。
SAOが基本的にキリト視点で描かれるのに対してプログレッシブは終始アスナ視点で描かれています。その点で見え方が違うってのは世界観を広げるのにいいので好きなんですが、プログレッシブでも本編同様『キリトとアスナの物語』というスタンスは保っていました。ですが、今回の映画ではオリジナルキャラのミトがほぼキリトの役目をしていたので、アスナとキリトとの物語と言うよりはアスナとミトの物語って印象を受けましたね。
スイッチも知らないアスナさん見たかったな……。
《まとめ》
やはりプログレッシブの映画、として期待外れだと言わざるを得ないですね。面白いのは面白いです。だけど、甘口カレーを注文したのに出てきたのは辛かった、みたいに美味しかったけど望んでいたものと違うって感じですね。
また、第1層の攻略で終わったのは少しあれ?って感じでした。1巻分で位置映画って感じなのかな。2巻って2層と3層だっけ?
これについては途中の流れで「…………もしかして1層だけ?」って気づいちゃったからダメージは少なかったですが。
うーん、プログレッシブの内容が見たかったよ……
水の上で戦う戦闘とか、アスナが武器取られちゃうのとか楽しみにしてたけどまだやらなさそうかな。
けれど、続編の映画化が決まっているので次も楽しみに待ちたいです。
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