2gether THE MOVIE
今回見てきた映画は「2gether THE MOVIE」です。前回紹介したターンタイプ同様にタイのBLドラマが映画化したものです。
一般的に言うとテレビドラマ版である「2gether」そしてその続編である「Still 2gether」の内容に新規シーンを少し加えた総集編映画となっております。
しかし、公式からの宣伝では
「完全版」
となっております。
ドラマの見所を凝縮し、ファン必見の撮りおろし新規シーンや、ドラマでは語られなかった主人公2人の心情ボイスオーバーを追加したいわば新たな“完全版”(公式サイトより)
この完全版、のとらえ方が人によって違うと思いますが決してただドラマ版のダイジェストではなく、ドラマとは別の見せ方をしてくれたと思います。
【あらすじ】
シックでモテモテなイケメン「タイン」はある日ラブレターをもらったがそれは「グリーン」という男だった。女の子が好きなタインはグリーンに振り回される日々にうんざりしており様々な方法でグリーンから逃げようとしていた。そんな中でで友人から提案されたのは学内屈指のイケメン、サラワットと仮面恋人をすることだった。
【ドラマ版から良かった点】
・あまずっぺぇ
もうとにかく甘い。イチャイチャというよりはもう見守ってあげたくなるような可愛い2人をメインに据えた作品です。女の子が好きなのに徐々にサラワットに惹かれるターンとかもう「お前!」 って言いたくなりました。
・エアーちゃんが可愛い
とにかくエアーちゃん(軽音楽部のマネージャー)が可愛くて好きです。BLで女の子が好きっていうのはあれですが見てほしい。めっちゃ可愛いの。しかもミーハーというか面食いというかタインとサラワットのポッキーゲームを見て興奮したりイケメンの沢ラットの弟に「学費工面してあげる」と言ってたりとにかく男好きな女の子感があってかわいい。こんなにイケメン好きなのにタインに全然こびないのもタインが残念イケメンって感じでいい。
【ドラマ版から惜しいかもしれない点】
・日本語吹き替えがない
これはターンタイプにも同じことが言えるけれど日本語吹き替えがないだけで観ないって人も多数いると思うのでココだけはやはり懸念点になりますね。
・好きが絡み合う
2getherにはメインのカップルである「タインとサラワット」の他に「サラワットの弟」「サラワットの友人」「グリーン」などの恋愛模様も同時期に描かれることになって一見ごちゃごちゃしやすい構造になっています。と、タインを狙う男やサラワットの親友の女の子が出てきたりちょっと複雑に絡み合うような構造になっています。
【映画のよかった点】
・恋愛の固定
いろんなキャラの恋模様を描いていたドラマとは違い、タインとサラワットの恋愛のみに絞って編集しているので純粋に2人の恋模様を見ることができます。ただそのためにタインとサラワット以外のキャラは少し見所も少ないです。あくまで「タインとサラワット」をメインに据えた映画であるためにこの点はよい点と言えます。
・顔が良すぎる
大画面に映るイケメンって本当にかっこよすぎる。サラワットの顔を劇場のスクリーンで見るとマジでツヤツヤでかっこいい。どんな化粧をしたらあんなかっこよくなるのよ全く。
【映画の人によっては気になる点】
・良くも悪くも総集編
タイ本国で公開されていない分ネタバレ等はしませんが元々この映画自体がドラマ版の映像に新規ムービーを加えたもの、であるために総集編+aだったり移植版ゲームの追加要素レベルであることは否めません。まあ、初見さんが観に行くときは大体の流れを理解できていいと思いますし好きな人も大画面・高音質で観れるのは利点であると思います。
内容自体はタイン、サラワット両方の過去回想風に振り返っていくような感じで進んでいくので8割はドラマ版の内容になっていますが心情表現が入るとなんとなく別物に見えてくるから不思議です。
・翻訳が微妙に違う
映画ゆえにしっかりと見返すことはできなかったけれど翻訳が違うような気がして気になる部分がありました。
映画中での訳は忘れたけれど「お前をほっとく約束はしてない」「お前が珍しくポーズを取ってない」が確か別の翻訳になってたし特に1番気になったのは「真っ白な水牛」とドラマ版で訳がついていたけど、映画では「真っ白なバカ」と言っていたところです。
映画とドラマで微妙に翻訳が違うのでこの辺りはちょっと楽しめるポイントかもしれないけれど好きなセリフがちょっと言い回しが違っていたりそもそも訳し方が違ったりすると気になるって方は控えたほうがいいかもしれないです。
「総評」
初見さんよりは一度見たことのある人向け、になっていると感じました。もしも完全初見だよ~って方が観に行く際はキャラの顔と名前くらいは軽く頭に入れておくといいと思います。主要人物だけでも
タイン、サラワット(メインのカップル)
グリーン(タインがサラワットに偽の恋人を頼むことになった元凶)
ディム、エアー(軽音楽部の部長とマネージャー)
イアーン(サラワットのバンドメンバーでタインが嫉妬する相手)
ペア(タインが落とそうとした女の子)
フォン、プアック、オーム(タインの友人)
ボス、マン(サラワットの友人)
タイプ(タインの兄)
プーコーン(サラワットの弟)
ミル(サラワットのライバル)
くらいは知っておかないと物語が理解しにくいかもしれないくらいには登場人物が多いです。
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