第16話

「ねぇ幸助、ちょっとお姉さんに楽しい遊びしない?」


俺がリビングでフ〇ーチェを食べていると、愛花さんに話しかけられる。




「いえ...それはちょっとね~世間は許してくれましぇんよぉ」


秋葉のある人の名言を借り、その場を去ろうとするが、




「私がそんな言葉で貴様を逃がすとでも思っていたのか?」


腕を掴まれ、動けなくなる。




「分かりました...もうあきらめ、って痛い痛い痛い!」


愛花さんが掴んでいる腕に激痛が走る。




ブロッコリー並みのパワーで掴まれている。


「こ..このパワーは!?」




とか言ってるけど、冗談無しで痛い。


---ー


結局遊びというのは、有名なシューティングゲームだった。


愛花さんはこう見えてもかなりのゲーマーだ、結構前にやっているところを見たけど、もう何をやってるのかさっぱりわからなかった。




愛花さんはいつも使っているSMGサブマシンガンとマグナムを使っている。


俺は何が何だか分からないので適当に選んでおく。




えっと~、俺はメインの武器は盾で、サブがハンドガンになっている。


....正直に言ってしまえばこのようなゲームはあまりやったことがない。




「それじゃ、勝負開始!」


そうゆうとともに、ゲームが始まる。




俺はまっすぐに突っ込む。


前方に愛花さんが使っているキャラが見えたので、すかさずハンドガンで撃ちまくる。




結果は、何一つ当たらなかった、いわゆるクソエイムって奴だろうか?


俺は盾で自分の身を守る。




だが、愛花さんは閃光弾を俺の近くに投げる。


俺の画面が真っ白になる。




「えぇ...なにそれぇ...」


結果的に後ろに回り込まれて殺されてしまった。




「愛花さん..手加減してよぉ..」


「だが断る」




そんな風に遊んでいると、後ろから物音が聞こえてくる。


「ちょっと待った~!」




三春だ、ものすごい勢いで走ってくる。


「私をのけ者にするとは、いい度胸だな!」


----


結果的に三春もやることになった。


「よし、それじゃ~やってこ~」




ゲームが開始される。


今回は全員が敵のモードでやっているため、自分以外は敵という状態だ。




そして、それぞれのキャラには必殺技のようなものがあり、時間が経つと使えるようになる。


早速俺は、三春と鉢合わせになる。




「おらおら喰らえ!」


とか言って、三春は俺にライトマシンガンをぶっ放すが、何一つあたらない。




こいつもクソエイムか。


俺は接近してから、ナイフで殺す。




「おいおいお兄ちゃん、調子こいてっとKO★RO★SU★ZO」


三春が殺されたのに、そんなことを言っている。




それに対し愛花さんは、


「いいっすよ殺して、シャキッとありがとうございます」




なんか口調変わってね?


そうすると、三春が俺のことを見つけて、




「あーこいつ殺して~」


と、言った瞬間にその後ろにいた愛花さん殺される。




「うざ何よこいつ!また愛花だ」


「誰だよ(食い気味)」

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