第13話
「えぇ...お前死ぬのぉ?...」
俺が漫画を見て、ゴロゴロしていると。
「よし!お兄ちゃん!デートに行くぞ~!」
ものすごいぐらい大きな声でこちらに走ってくる三春がいた。
俺とて、学習していき、成長する人間である、妹のタックルなんぞ、
「とりゃぁぁぁぁ」
そう言って、三春は、渾身のタックルをかまそうとしたが、俺は華麗に回避をする。
「そう程度の実力で、ちょいとでもおれにかなうとでも思ったか!マヌケがァ〜〜!貴様は所詮、隠れてプリンを食うことしか出来んのだ!」
俺が座っていたソファーに突っ込んでいる三春が、ゆっくりと立ち上がり、
「この程度で私が諦めるとでも思っていたのか?」
この殺意.....ブロ〇ーを超えている...
そして、三春は右手に白い皿を持っていた、
「あ!あそこ見て!」
三春が、指をさした方向を俺は見る。
「あ、火星.....」
見えるはずがないはずの惑星の名前を言うと。
三春が、白い皿を投げようと構え、
「フンッッ!」
三春が投げた白い皿が、俺の顔面に当たる、そしてそれと同時に、
「デデ~ン!」
.......沈黙の中、ペタッと、皿が落ちる、やはりパイ投げのようだ...
「覚悟はいいか?俺はできてる」
そのあと、三春を脅し、パイ投げの在庫を、一気に三春に投げてやった。
「おらぁ!」
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「で?結局なんの用?」
目の前で正座させている、三春に対して問いただす。
「お兄ちゃんとも恋人(仮)になったことだし、デートでもと思って...」
う~ん...多分、姉さんともデートする日が来るだろうし、練習相手としては最適かな?
「分かった、早速準備するから、三春もすぐいけるように、いい?」
「かいりょー、りょーかい、よろぴくね~」
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