第10話
「なぁ..ひろし、お前結局あの件はどうなったんだよ?」
「あの件って?なんのこと?」
あぁ....察しわりぃなぁこいつ。
「石川穂香のことだよ..」
「あぁ~.....うん.....まぁ...また後日~」
そういって、席を立とうとしたが...
「なぁ...知ってるか?俺の二つ名は、肩殺し2世だよ..」
「なんだそっ!痛い痛い痛い!死ぬぅぅぅぅ!てか1世どこいった!?」
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「で?結局どうなんだよ....」
あの件は、俺の、ひろしリア充防止作戦によって、友達からってことになったはずだが..
「まぁ....付き合ってるよ....」
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「右手と左手....どっちで殴られたい?」
「右手?...」
「NO!NO!NO!NO!」
「左手?...」
「NO!NO!NO!NO!」
「もしかして...両手?...」
「YES!YES!YES!YES!」
「もしかしてオラオラですかぁ!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァ!」
払川ひろし リア充
再起不能!
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「あの野郎....リア充に成り下がったか...」
そう皮肉の言葉を、リビングで呟く....
ハハハハハ...虚しい.....
「ん?幸助は...彼女が欲しいの?」
ちょうど、紅茶を飲んでいた愛花さんが聞いてくる。
「まぁ...いた方が..いいかな...」
「それじゃぁ....試しに...」
おい、待て....まさか...
「私と...付き合ってみる?...」
こうして...幸助と愛花の異質な関係が始まった
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