第7話

私は、なにをしているのだろうか?

いつも私は、自分に対して問う。


どれほど時間が過ぎようと、壊れてしまった、幸助との関係が治るわけがない。

なのに、いざという時には勇気が出ない。


私は最低だ、親が離婚してから、母さんは仕事に集中するようになって、まだ幼かった三春の世話をしければならないのに、私は何をすればいいのかわからずにすべてを幸助に任せてしまった。


私は私が憎い、三春は幸助と、家族という関係を取り戻すことができたのに、私は、未だに勇気を出せずに会話もできていない。


なにか、なにか機会があれば話してみよう、そう自分で逃げ道を作ってばっかりで、結局何もかわらない、一体どうすればいいのだろうか?


そして、こんな状況なのに、弟に好意を持ってしまっている自分が嫌いだ、

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「あぁ~だりぃ~帰りてぇ~」

「勝手に帰れば?」


帰りたきゃ帰ればいいのに。

「いや、お前そこは空気読めよぉ」


「は?何お前?」

「冷た!お前どうした!?」


「別に、幼馴染や家族全員に無視されてるだけだよ」

「いや、全然だけなことじゃないだろ!」


「いや..でも妹だけ変わってきたかも..」

「妹?まて..お前の家族構成教えてくれない?」


「女3人男一人だけど?」

「ハーレムじゃねぇか!」


「......きもッ...」

「シンプルに引くなよ!傷つくわ!」


「帰れば?」

「分かったよ.....うぅ...」


こうしてガチで帰ってしまったひろしであった。

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