第5話
今日もまた、幼馴染には無視をされ、家族には邪魔者扱いされるんだろうな~。
そう考えながら、いつもどうりに昼食を取りに行くと、
「ねぇ!お兄ちゃん!今日どっか遊びに行かない?」
一瞬、自分の耳を疑った、なぜなら、ここ数年会話と呼べるものがなかったのに、朝起きたら急に妹が話しかけてくるのだから。
一体、なんといえばいいのか戸惑っていると、
「お兄ちゃん?....」
やばい!返事しないと!
「あ..あぁ...空いてるよ!それじゃ俺、学校行ってくるから!」
これで、よかったのだろうか...
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やっぱり...急すぎたかな....
それでも、お兄ちゃんと会話することができたんだ!
絶対に、自殺なんてさせない。私が絶対に阻止しないといけないんだ!
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結局、三春のあれは何だったんだろうか...
まぁ..寝るか...
そうして、俺が起きた時には、もう授業はすべて終わっていた。
「お前~、やばくね?」
こうやって、唯一声をかけてくるもの好きは、あいつしかいないな、
「なんだよ、足クサひろし」
「勝手に臭いって決めつけんな!てか、お前絶対クレ○○○○ちゃ○から引用しただろ!」
「いや~、だってお前さ~、顔はイケメンだけど、臭そうな顔面なんだよ」
「いや!どんな顔面だよ!それ!」
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ついてしまった....自分の家に...
さぁ...三春は一体何をしたいのだろうか...
「ただいま~」
さぁ...どう来るんだ..
「おかえり~、おに~ちゃん!」
え?やば....かわいい..
ハッ!待て待てwait!俺は、シスコンじゃない、シスコンじゃない、シスコンじゃない、シスコンなんかじゃない!どこぞの帝国の息子なんかじゃない!
「ん?どうしたのお兄ちゃん!」
やばい、お兄ちゃんの破壊力半端ないって。
「いや...その..準備してくるよ」
「分かった!」
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やっと、やっとお兄ちゃんとお出かけができるんだ...
私はこのチャンスを絶対に逃さない、今度は、私がお兄ちゃんを癒してあげないといけないんだ!
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