No.3 MISAの顔

次の日の朝、いつもの待ち合わせ場所で鴻を待ってる時。


〔おはようございます!シュンさん!

 (о´∀`о)ノ〕06:56


                        〔おはようございます!MISAさん!

                    既読07:15 v(^o^)〕


既読はやっ!スマホの前でスタンばってたのか?!......まぁ、アイツが来るまで話し相手も居ないし、良いんだけどな。スマホの前で連絡待つくらい話すの楽しみで...とかだったら、可愛いもんだけどな。


〔あの、挨拶終わってすぐで申し訳無いんですが、

 実は昨日話終わったあと、少し前に自作したミニスカ

 メイドの服を着て、写真を撮ったのですが...。

 良かったら、その写真を見て貰えませんか?

 実は....その..。

 コスプレとか自作して、着たりするんですけど、

 恥ずかしくてまだ誰にも見せた事なくて。

 シュンさんになら、見せても大丈夫かも

 と思えまして。どうでしょうか?〕07:15


なん....だとっ! 会ってもない、会話すら昨日始めたばかりの俺に、ミニスカの太ももを見せてくれるだって!?(※言ってない)こんなの、紳士じゃないやつに送ったら、即シコだぞ!

これは、注意してやらんと!!俺が紳士でよかったなMISAさん!


                  既読07:15〔良いんですか!?是非とも見たいです!〕







......いやっ.....ね?

教えてあげるのは後でもいいかなっ..てね...?

決して、どんな顔何だろうとか、太ももどんなかな...とか、下心とかじゃ無いんだよ?見て欲しいって言ってるから、そこまで言うなら見ないのも心苦しいなって...ね?


ホントだよ.....?


〔あんまり、期待しないで下さいね?

 これです。〕07:17






....え。   はっ?.........................................。




可愛い.....過ぎな..い...??えっ、こんなに清楚なのも、その中にあるエロスも、ここまで出せる女性ひとがいるだろうか。いや、いない。少なくとも、そこらのモデルなんかより良い。さっきから、語彙力がないので、少し、かっこよく言ってみよう......。




可憐な鈴蘭のようで...。しかし、百合のような儚い美しさも持つ。食べたいくらいに綺麗だが、鈴蘭や百合のように、食べてしまうと魅了というなの毒と、愛という名の中毒に犯されてしまう。





そんな、感じだろうか.....。



........自分で言っててなんだが、意味がわからん。....だけど、しょうがないじゃないか。

言葉を探しても見つからないのだから....。


.....つい先程の、少しでもよこしまな考えをもった自分を殴りたくなる。


〔あの、どうでしょうか?やっぱり、悪かった...ですかね。〕07:20


                   〔良かった。凄く可愛かった。正直、ナメてた。

                    趣味の範囲なんだろうし、そこまで完成度は、

                    ないだろうなって。でも、違った。

                    凄く、綺麗だった。太もも関係なしで、見惚れ

               既読07:20 てしまった。〕


「えっっ!」


「「「.........」」」


「す、すみません.....。」


朝から、元気な子もいるんだな...。

まぁ、そんな事より、今さっきの写真、待ち受けにしよ。


〔ありがとうございます。その、お世辞でも

 嬉しいです。〕07:22

 

                     〔いや、お世辞なんかじゃないですよ。もし

                      今の写真を見て貶したやつは許しません。

                      それが、MISAさんでも。それぐらい、

                      良かったです。家宝にします。

                 既読07:22 因みに、スマホの待ち受けにしました。〕


「おーい、俊!ごめん、遅くなった」


「いいぞ別に。」


「えっ」


「ん?どした」


「いや、遅れてきたのにいつもみたいに怒らないから....」


「いや、今日は話し相手がいたから」


「誰だ?.....もしかして、性癖マッチングの相手だったりして♪そんなわk....」


「そうだぞ」


「えっ.....。...早くね?冗談のつもりだったんだが...因みに、どんな相手だ?」


「教えない」


「まっ、だろうな。まあ、俺の相手が見つかったらそんときに、教えてくれればいいさ」


「多分、教えない」


「教えろよー。俊。アイス奢るから」


「嫌だ。もう電車来たから行くぞ」


「ちぇー。まあいっか」


最後にスマホを見る。


〔ありがとうございます。また、家に帰ったら

 写真撮って送りますね!

 あと、敬語じゃなくて良いですよ。

 むしろ、敬語は辞めて欲しいです。

 シュンさんとは、友達になりたいので。

 こんなこといわれても、迷惑ですかね。〕07:24


〔あと、待ち受けは辞めて下さい。恥ずかしいので〕07:24

〔(^-^;)〕07:24


                        〔分かった。敬語は、辞める。

                         あと、友達はこっちからお願いした                         いぐらいだ。もう、友達なんだか                          ら、シュンでいいからな。

                         あと、待ち受けは辞めない。いつで                    未読07:27 もあの可愛いさを味わうために!〕


「おいっ、行くぞ!俊」


「ああ、すまん」


それにしても.....。友達...か。まぁ、最初はそんなもんか。

あの写真を見て、思った。MISAと、付き合えたらきっと凄く楽しいだろうな.....と。

我ながら、面食いだなぁ.....。まぁ、性癖も合うし、顔だけでって訳じゃ無いんだけどな。


友達になったんだし、会ってみてもいいよな。どっか行ったりしてもおかしくないし。

うん、帰ったら提案してみよう。


「あっ、そういえば」


「うん?どうしたんだ?俊」


「鴻、お前性癖マッチングで、ロリコンだけで、いれたのか?」


「....ま、まあそうだな、い、一個だけだぞ」


「やっぱりな、ロリコンって書いて、ロリが出てくるわけないだろ」


「そんなの、わかんねえだろ!確かに少ないかもしれねぇけど、いる可能性もあるだろうが」


「いや、書いてただろうが、15歳以上って」


「えっ.......................。」


「なんで、この世が終わったみたいな顔してんだよ.....。」


「性癖マッチングアプリなら、ドSなJCに踏まれる事も出来るかと思ったのに.......。」


「お前....。心の声が漏れてるぞ.......」


「ハッ...!し、しまった!ち、違うんだ!誤解だ!俊!」


「犯罪者は、みんなそう言う」


「そんな、ゴミを見るような目でみるなぁ!」


.....こいつ、そろそろ警察に行ったほうがよいのでは?

そうか、Mだったのか。

その上ロリに踏まれたい......と..。


.......うんっ。  親友...やめよっかな....。俺まで、ロリに踏まれて、喜ぶ変態に思われるのは心外だ。


「ところで、変態こう。変態が女の子連れて行く所って何処だ?

 もちろん監禁部屋でも、路地裏でも無いからな、デートスポットの話だ」


「変態じゃあねぇし、最初の言い方だと、ヤバイやつじゃねぇか!」


「えっ、ヤバイやつだろ、お前」


「そんな事ない....と言いたいが、客観的に視てヤバイやつだから否定しつ"らい!」


「まあ、そんな事良いから変態こうの行くデートスポットって何処だ?」


「そんな事って...。結構大事な案件だと思うんだが...。まあいいや、ええっと、デートスポットっていったら、遊園地だろ!楽しいと思うぜ!」


「それ、変態こうが行きたいだけじゃ...........いや、まてよ...?

さては、コーヒーカップにロリと乗って、ぐるぐるに酔わしたあとで、お持ち帰りするつもりかっ!?」


「しねぇーし、そんな事が浮かぶ俊のほうがヤバイやつだよっ!?

 てか、教えろって言ったから言ったのに、なんで文句言われるんだよ....理不尽だ...」


「冗談だって!........(ロリのとこ以外)」


「おいっ!聞こえてんぞっ!」


「チッ....聞こえたか」


「わざと、聞こえるぐらいで言っただろうが!」



ふっ...。ばれたか。まあいい.....。

もうすぐ着いてしまうし、おふざけはここまでか.....。

まあ、変態こうが言った遊園地も一応候補に入れといてやろう。

親友の言うことだ。悪いものではないかもしれn....。親友としては良いが....果たして変態の言うことを真に受けて良いものか.....。悩み所だ......。


あっ....。じゃあ、変態じゃなくて、同じ女の子に聞けば良いのでは?

愛美とか良いかもな...。アイツモテるからそういうの、知ってそう。

教室着いたら、聞いてみるか。





                      






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