03話.[悪く思わないで]

「で、なんであんなことをしたんだ?」


 わざわざ僕らは21時近くにファミレスに集まっていた。

 ここには優君もいる。

 巻き込まれてまじかよって思っていることだろうな。


「……努が友達をやめてもいいとか言うから」

「香織ちゃんが友達をやめる、和を優先するって言ってきたから僕がそれならいいんじゃないって言ったんだよ」

「逆ギレじゃねえか、しかもそのうえで吹っ飛ばすとかよ」

「この件に関しては努も悪いもん……」


 真剣に謝罪をしても届かなかったから僕にはもうどうしようもない。


「悪いな優、巻き込んじまって」

「ううん、ふたりのことが心配だから」

「そうか、いい奴なんだな」

「うーん、わからない」


 ああ、優君は癒やしだ。

 というか、そろそろ帰ってもいいだろうか。

 お風呂に入りたいし、なんならまだご飯だって作っただけで食べていない。

 それはつまり洗い物をできていないのと同じだし、和が入ってくれないとお風呂掃除もできないから寝られる時間がどんどん遅くなる。


「ごめん和、僕はもう帰っていいかな?」

「いや、もうこれ以上いても仕方がないから解散にしよう」

「あ、うん、その方がありがたいかな」


 一緒にいればいるほど、またぶっ飛ばされる可能性が高くなるから。

 あれはなかなか怖い、結構な衝撃だったからね。


「あー悪い、俺は優と先に帰ってるわ」

「え、あ、じゃあ気をつけて、優君を見てあげておいて」

「おう」

「じゃあねっ」


 待ってほしい、そもそもその子は優って名前ではないのだ!

 ではなく、香織ちゃんとふたりにしたらまた問題が起きるでしょうがっ。


「努……」

「帰ろっか、ここにいても寒いだけだから」

「うん……」


 んー、いまのところは普通……なのかな。

 和が意外と僕の味方をしてくれているから驚いたのかもしれない。

 あんなことを言うってことは僕の方はおまけみたいな感じだからね。

 こっちはいいけど和に嫌われるのは不味いと考えたのだろう。


「あの子といつ知り合ったの?」

「先週かな。なんか話しかけてきてさ、土曜日は一緒に出かけたりもしたよ」


 焼きそば美味しかったな。

 あとは、急に和が話しかけてきたときは心臓が縮んだ感じがしたけどさ。


「……いきなりお出かけとかするの?」

「出かけたって言っても美味しい焼きそばが食べられるところに連れて行ってくれただけだよ、その後は一緒に和が野球をやっているところを見に行ったんだ。本当なら香織ちゃんがバスケをやっているところを見たかったんだけどさ、制服じゃなかったし体育館は無理だろうからって諦めたんだ」


 その後はすぐに解散となったから至って平和な1日だった。

 最悪な気分もどっかにいってくれたし、優君がいてくれて良かったと心から言える。


「和に普通に使われて朝は最悪な気分だったけどね。でも、今日あんなことを言ってくれて涙が出るぐらい嬉しかった。これまで頑張ってきて良かったって思えたよ」


 凄く励みになったからこれからも頑張れそうだ。

 あれがあったからこそ、……調子に乗ってしまったのかもしれないけど。


「待って……」

「歩くの速かった?」

「違う……」


 ああ、そういうことか。

 もうこうなったら焦っても仕方がないから待つことにする。


「ごめん……、やっぱりなしにしてほしい」

「ん?」


 な、なにをなしにするんだ?

 僕の想像通りなら、友達をやめると言ったことだろうか?


「……努と友達でいたいから」

「あ、ま、香織ちゃんがそう言うなら」


 少し前までなら良かったって思えたんだけどな。

 いまとなっては……いいことなのかわからない。

 もう痛くなるだけだから好意なんか捨てたのもある。


「帰ろう」

「うん」


 一応、彼女を家まで送って帰ってきた。

 これでもう21時半を越えているからご飯は翌朝に食べることにする。

 朝ご飯を食べずにお弁当箱に突っ込むという方法もあるが、さすがにお腹が空いてしまうから無理だろうって諦めていた。

 和はもうお風呂に入っていてくれたみたいなのでささっと入って掃除をしてしまうことに、ついでに洗濯も回してしまうことにした。

 服達のことを考えれば濡れている時間は少ない方がいいんだけど、朝に洗濯を回すと余裕がなさすぎるからだ。


「今度は喧嘩にならなかったか?」

「うん、大丈夫だったよ」


 ブラシでごしごしと磨いているときに和が来て話しかけてきた。

 珍しい、あんまりリビングから動いたりしないのにどうしたのか。

 というか、疑って悪いけど今日の和はらしくないとしか言いようがない。


「ちょっと失礼――うん、熱があるわけではないね」

「おいおい、俺をなんだと思っているんだよ。俺だって……心配ぐらいするさ」

「ありがとっ、泣けてくるぐらい嬉しかったよっ」


 和は食べてくれたみたいだから洗い物もしてから部屋に戻った。


「ふぅ」


 ベッドに転ぶとほっとする。

 いやでもまさか押されてがらがらがしゃんとなるなんてね。

 そういうのは不良の人達がしたりされたりするべきであって、耐久性の低い僕がされるべきではないと思うんだ。

 下手をしたら簡単に骨が折れていたかもしれない。

 プレイ次第ではあれぐらいの勢いで同性にぶつかってしまうことも考えたら、あまりにも自分が弱すぎて恥ずかしくなった。


「努、入るぞ」

「うん」


 体を起こしたらスマホを「ん」と渡される。

 ディスプレイを見てみたら『香織』という文字が。

 耳に当てたら空気を読んでいるつもりなのか出ていってしまった。

 そういうのはいらない、あと彼女も直接かけてくればいいのに。


「もしもし?」

「あっ、もうっ」

「もしかして和が勝手にしたの?」


 少ししてから「うん」と小さく返事が。

 だと思った、僕に用があるならかけてくるはずだから。

 ま、和のことを気にしているのであれば全くおかしくない行為か。


「それなら切るよ」

「あ、ま、待ってっ」

「うん?」


 僕からは謝ってないから本当は一緒にいる資格がない。

 でも、とりあえずいまはゆっくりと待つだけかな。


「……いまから会いたい」

「え、さっき別れたばかりだけど」

「会いたい」

「あ、じゃあ家の中で待ってて、家の前に着いたら連絡するから」


 携帯を和に返して暖かい格好をしていくことに。

 もう10月だから薄着で行くとまず間違いなく風邪を引いてしまうからだ。


「行くのか?」

「うん、なんか会いたいって」

「はは、さっき別れたばかりなのにな」

「うん、行ってくるね」

「おう、気をつけろ」


 やっぱり今日の和はどこかおかしいなあ。

 気をつけてとか言うのはこっち側がすることだから。


「着いた」


 暗いのが怖いとかそういうことはないからその点についてはなんにも不安にならなくてもいいのはよかった。

 ただ、これから彼女とふたりきりで一緒にいるという方が問題なわけで。


「ごめん、来てもらっちゃって」

「いいよ、寧ろこっちに来てもらう方が申し訳ないし」

「客間だったら問題もないから上がって、外だと冷えるから」


 ……喧嘩をしたことより、もう友達じゃなくていいと言ったことよりも問題だった。


「はい、温かいお茶だから」

「ありがとう」


 ほっ、いまこの状況で飲むと本当にいい感じだ。

 苦すぎたりもしない、本当に普通のほっとなお茶って感じ。


「あ、ここに置いてね」

「うん」


 残念ながらいつもなら寝る時間となってしまっていた。

 だから結構眠たい、今日は精神的に疲れたのもあるのかもしれない。

 けど、だからって彼女の家で寝られるわけがないし……。


「だ、大丈夫?」

「あ、うん、怪我とかはなにもないよ」

「よかった」


 和なら間違いなく「心配すんな」と言って彼女の頭を撫でていた。

 残念ながら僕にはできないことだ、だから適度な距離を保っておくことに。


「来たばかりだけど帰るよ、いつもなら寝ている時間だからさ」


 異性の家にいることよりも、人の家に泊まるわけでもないのにこんな遅くにいるのが非常識だと思うからだ。

 そういえば和はここで寝かせてもらったのだろうか?

 もしかしたら彼女の部屋で、それどころかベッドで一緒になんてこともありえる気がする。

 ただ、いまとなってはもうどうでもいいことだから捨てておいた。


「……今日のことは何回でも謝るからさ、まだ一緒にいたい」

「そう言われてもね」

「あ、じゃ、じゃあ、努達の家で寝かせてくれれば、いい?」

「うーん、僕がここで寝るよりかはましだね、香織ちゃんがいいならいいけど」


 情けない、自分を守るために行動してしまった。

 彼女はいきなりハイテンションになって「お風呂にはもう入ったからっ」といらない情報を教えてくれた。

 明日も学校なことを考えれば荷物だって少なくていい、あまり準備をすることなく外に出た。


「冷えるね」

「一気に寒くなったよね」


 季節が変わるというのも面白い話だ。

 僕は春と夏が好きだけども、逆に寒いのはあまり得意ではない。


「ただいま」

「お邪魔します」


 一応、こっちにも客間というのがあるから布団を敷いておくことにする。

 終えてから当たり前のように帰ろうとしたら止められてしまった。


「寝るのは別々でいいけど、話すのはまだできるよね?」

「待って、もう眠たいんだよね」

「たまには夜ふかしをしようっ、私なんか0時ぐらいまでずっと起きてるよ?」

「香織ちゃんは早く寝なきゃ駄目でしょ、朝練もあるんだから」

「あ……はは、動画を見ていたらつい遅くなっちゃうんだよね」


 ネット環境と携帯などの媒体があればいまは簡単に見られてしまうから難しいか。

 なんならテレビに直接アプリとしてインストールできることもあるぐらいだし。

 僕はあまり見たりはしないけど、携帯が大好きな子にとっては大きいのかも。


「それなら和を呼んでくるよ」

「え、起こしたら悪いよ」

「いや、この時間は絶対に起きてるから」


 きちんとノックをしてから呼びかける。


「おう、もう帰っていたのか」

「それがさ」


 行ってから起こったことを説明したら笑われてしまった。

 これじゃあ僕がお持ち帰りしたみたいじゃないか、事実その通りになってしまうけど。


「努がまだ起きているなら俺も起きていようかな、下にいるんだろ?」

「うん、客間で寝てもらおうと思って」

「ま、流石に同じ部屋で寝るのはな、昔と違うからな」

「そうそう、もうどっちも成長したからね」

「努はあんまり変わっていないけどな」


 うるさいやいっ、なんで兄の方が優秀じゃないんだっ。

 和の中に流れている血は誰の物なんだ? 実は僕のときはセーブしていただけなのだろうか?


「香織、あんまり野郎の家になんか来るな」

「……寂しかったから」

「じゃ、他の信用できない野郎の家に泊まったりするのはやめろ」

「しないよそんなことっ」


 もう捨てたとはいえ、友達なんだから危ない目には遭ってほしくないと思う――と連れてきた危ない奴はそう思う。

 神様に誓って変なことはしないが、もし馬鹿なことをしようとしていたら嫌われる覚悟で止めることにしよう。


「ならいいっ、菓子でも食うかっ」

「太っちゃうよっ」

「もっと食べた方がいい、運動で消えていくだけだろ?」

「無理っ、……スタイルを維持するの難しいんだから」


 確かに現状を維持するのはなかなか難しい気がする。

 僕なんてそれこそたくさん食べておかないとすぐにがりがりな状態になってしまうから。

 力も出ないし迷惑をかけるしでいいことはなにもない。

 問題があるとすれば少食だということだろうか。


「いまは細すぎるだろ、ただまあ……胸はあるなっ」

「えっち、和はデリカシーがない」

「はははっ、男にとっては魅力的な部位だからなー」


 うん、やっぱりこうなるよねって感じ。

 突っ立って見ていたけど馬鹿らしいからもう夜の内から洗濯物を干しておくことにした。


「よし、終わりっと」


 ふたり分だから量が少ないのは助かる。

 それでもこれをしなければならないのとしなくていいのとでは全く余裕が違うため、効率良くいきたかった。


「ふぁぁ、寝よ」


 このまま静かに歩けば気づかれない。

 1歩、また1歩と小さな歩みを重ねて晴れて2階までやって来た。


「やっぱり自分の部屋が1番落ち着――」

「でさ、そのときはきゃーとか言って転んでたんだぜ?」

「あははっ、そういう感じの努は簡単に想像できるよ」


 意地悪なふたりだった。

 突っ立ったままのこちらを見て「よう」なんて呑気に言ってくれる弟。

 対する彼女の方はどこかぎこちない表情で「か、和に言われただけだから」って言い訳をしてきた。


「もう和の部屋に行って喋ってよ、眠たいからこれ以上は無理だよ」

「しゃあねえな、行くか」

「う、うん、迷惑をかけたいわけじゃないし……」

「ぶっ飛ばしておいてよく言うよ」

「う、うるさいっ」


 電気を消してベッドに寝転がる。

 残念、防音がしっかりしているわけではないから聞こえるんだよなあと。

 細かくは聞こえない、ただただ話している声は聞こえてくるだけ。

 だが、それでも僕にとっては毒だったのは間違いない。




「ふぁぁ、朝か……」


 今日も学校に行かなければならないのがめちゃくちゃ面倒くさい。

 とりあえず昨日のご飯、おかずをお弁当箱に結局突っ込むことにした。

 いまから細かく温めたり焼いたりは面倒くさいから申し訳ないけど我慢してほしい。


「おはよー」

「おはよ」


 ひとつ屋根の下に彼女がいることが違和感しかなかった。

 好きでいた頃ならまず間違いなく興奮して気持ち悪がられていただろうが、いまは違うから。


「努ってエプロン姿よく似合うね」

「ありがとう」

「家事もちゃんとできて偉いね」

「他の人に比べたら全くだよ」


 彼女と話したことで少しずつ面倒くささもどこかにいってくれた。

 異性の前で格好つけたがる癖というのがまだ残っているのだろう。

 それかもしくは本能がこの子のことを諦めないでいるのかのどちらかだ。


「……なんでこっちを向いてくれないの?」

「食材を切っているからね、こんなことで怪我をしても馬鹿らしいからさ」


 楽しそうな声がずっと聞こえていた。

 好きという気持ちをどこかにやった後で本当に良かったと思う。

 もし抱えたままだったらダメージはとてつもないものになっていただろう。


「朝ご飯はお味噌汁ぐらいしかないけど我慢してね」

「うん、それは普通にいいけど」

「和を起こしてこなくちゃ、ちょっと火を見ててね」


 部屋に入ったらぐがーぐがーと大きないびきをかきながら寝ている弟が。

 何時まで一緒にいたんだろう、頭を撫でたりとかしていそうだなっ。


「和っ!」

「うわっ!? な、なんだよっ」

「朝だよ、朝練があるんだからもう起きないと」

「普通に起こしてくれればいいだろ? ま、いつも助かっているけどさ」


 それは仕方がない。

 諦めたとは言ってもむかつくものはむかつくからだ。

 僕に弟ぐらいの能力があったらもう少しはましだったと思うんだ。


「昨日は何時まで一緒にいたの?」


 適当にシーツを綺麗にしつつ聞いてみた。

 やめておけばいいのに馬鹿な人間だ。


「2時だな、うるさかったか?」

「ううん、気づいたら朝だったから」


 へえ、2時ってそれはまた、結局は和が目的だったってことかよ。

 いつだって使われるだけの人間か、まあ、使われないよりはいいかな?


「和のことだから頭を撫でたりしてそう」

「それはしてないな」

「ん? なんか他にはしたように聞こえるけど」

「いきなり泣き始めたからさ、抱きしめて落ち着かせた」


 おぇ……、思わず手が止まってしまった。

 誤魔化すためにすぐに終わらせて部屋を出る。


「あ、努、この子が……」

「優君か」


 家を知っているぐらいで驚きはしない。

 やけにぐったりしている感じなのが気になるが、薄情だけどいまはそれどころではなかった。

 とりあえずご飯だ、白ご飯とお味噌汁という簡単な物だけど。

 みんなが食べ終えたら食器を洗ってふたりを見送る。


「まじかよ……」


 どうでもいいなんて言えなかった。


「努君……?」

「どうしたの? なんか疲れているように見えるけど」

「うん……、テストで悪い点数を取ったら遊びに行っちゃ駄目って言われて」


 両親がいたなら言いそうな言葉だ。

 両親は弟贔屓で高得点を取れるってわかっているからこちらにだけ言ってきたことだろうな。


「あ、僕もどうせしなければならないし一緒にやる? 少しぐらいなら教えられるけど」

「いいのっ!? 努君がいてくれて良かったっ」

「待って、あくまであのふたりの方が頭いいから本当ならそっちに頼むのが1番だよ」

「でも、努君はいまあのふたりといたくないように見えるから」


 正解だよ、本当に自分が情けない。

 捨てたのならふーんで済ませばいいのだ、それなのに勝手にダメージを受けている。

 それを聞いた僕が馬鹿、それ以上でもそれ以下でもない。


「いや、優君だけ行ってくれば問題もないでしょ?」

「努君だけ仲間外れみたいにするのは嫌だから」

「ひとりで大丈夫だよ? 元々、あのふたりとも一緒にやることってほとんどないんだ」

「そうなの?」

「うん、和は人前とかでやらないし、香織ちゃんは同じ部活仲間の女の子とやるからね」


 特に彼女は教えられる側だから求められているのだ。

 男の子もふざけてそこに混ざろうとするが、仲間の子によってそれが叶わずにいる。

 ただまあ、明らかに無理しているんだけどね、どう見ても関わりたそうに捉えられるから。


「でも、優君が来てくれたら約束通りわかるところは教えるよ」

「それなら努君とやる、それぞれのやり方でやるなら邪魔をしたくないし」

「わかった、じゃあ今日からやろうか」

「うぇっ!? きょ、今日からっ? あ、明日からでも……」


 まだテスト期間ではないから和が帰ってくるまで余裕がある。

 その際、学校か僕の家でやればいいだろう。

 ある程度の時間つぶしになるのも嬉しい。

 その間にできることはあるけど、あくまで勉強が優先だからだ。


「いやいや、後回しにしても後悔するのは自分だよ、頑張ろうっ」

「お、おー……」


 悪く思わないでくれよ。

 利用させてもらうことになってしまうけど許しておくれ。

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