第3章【アヤが出会った『特別な存在』】(15歳4月~22歳8月)

アヤは、美由の居ない間にどんどん力をつけていきました。


高校に入学する頃には、アヤはクールな顔をして平気で人をだませるところまできていました。

都合が悪いと、知っているのに「知らない」と言えるのは当たり前。

知ったかぶりもよくしていて、美由の親からよく叱られていました。


人を信じず、ただただ毎日を過ごす──。

僕の事は信じてくれていたようだけど、家族さえ信じなかったアヤ。


しかしこの時期になって、“人を信じても良いのかな…”と思えるような人に出会ったり、出来事が起きたりします。



この章では、その話をします。

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