第2話【アヤ】

選択授業中に人を信じられなくなってしまった美由。



そして『アヤ』が生まれました。

アヤは、人を信じず、“どう行動したら人をだませるか?”を第一に考える人格。

“そんな人格でも、美由が出てこない以上居てもらわないと困る”そう思った僕は、“僕がアヤの見張り役になろう”──そう決めました。


アヤは、賢かった。しかも努力家。

納得がいかなければ、何度でもやり直す。


10歳年上の僕が“すごいな”と思う事もしばしば。


“あとは、性格さえ良ければ…”そう何度思ったことか。

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