怒りと激しさと憎しみと、創作への渇望を、こんな一読者へというコメントとして、冷静に文にできるのか……。
明道さんはできた作家だ。
作者からの返信
なんかこれがこの作品のあとがきになってる気もする
小説を書くという行為が無ければ何かしらの事件を起こしていた自覚あったし、物語を書くって行為が怒りの吸入口になってたのは確かなわけで。
当時(7年前)の自分は
小説を書く行為はトラウマも不幸も怒りも殺意も全てを
余すことなく『再利用』できる、究極のエコ行為かつ無駄のないクリーンな至高の活動だと本気で思ってたし。それは今でも変わらない(物語が売れれば自分の辛い体験がリアルにお金になるわけだし、その意味でも無駄が無い)。
プロアマ関係なく『小説家』という『生き方』は人生を無駄なく再利用『できる』最高のやりかた。と確信しているし。
だからいじめを受けても理不尽に遭っても心の中では笑って『よっしゃ!ネタ来た』と構えれてたし、このエピソードを作っていた当時(7年前)、ミックスジュースの歌を歌いながらノリノリで執筆していた気がする。
「辛いことも哀しいこともみっんなミッキサーに、ぶち込んでっ♪」
「ミックスジュース(怒りや呪詛で混沌とした小説)おまちどぉ!」
明道さんの言葉、重みがあって涙が出そうでした。
私も妄想の中で、怒りや復讐心を昇華させる時があります。
作者からの返信
つらい、かなしい、くるしい、いかり、にくしみ
激情は昇華すれば
物語としてのオーラを放ち始める
ゆえにこういった【感情】と付き合うのがとても好きだ。
そして『全ての【経験】は物語のネタ(タネ)』と考えるようになってからは、本当に若干だが、生きやすくなった。
(作家にとって)人生で無駄なモノコトなど一切無い!と、これまでをなげくことはしなくなったから。