【完結】文書(ぶんしょ)ロイド文子シリーズ原典 『サッカ』 ~飽話(ほうわ)の時代を生きる皆さんへ~ 俺は何が何でも作家になりたい! そう、たとえ人間を《ヤメテ》でもなぁ!!
【第6話】仮に人を喰った魔物を丸ごと喰えばそれは人喰いになるのかという問題
【第6話】仮に人を喰った魔物を丸ごと喰えばそれは人喰いになるのかという問題
そしてほどほどに
こちらを怖れたのかはたまたその他の事情かあれからあの6人組を見る事はなかった。そんな
「……昨日はちょっと狩りすぎたか……」
なんか最近、サッカの持つ
最近は結構意志が弱くて、誰かに監視でもされていないと衝動が抑えきれない。
だから俺は、気を紛らわす為に、自ら話を書くことにした。それもヨシナリさんの前でだ。今日自宅に行くと約束していたが、向かったのは結局正午過ぎ。襲ってくる
「気だるいなあ……」
そう思って出したため息は、周囲の環境に溶けていった。
突き抜けるように青い空。
入道雲が立ちこめ。
声だけで空間を埋め尽くさんばかりの蝉の大合唱。
まさに夏真っ盛りと言わんばかりのシチュエーション。
そんな中、執筆環境を確保すべくヨシナリさんの家に向かう途中。
「ヤッホー」
聞き覚えのある少年の声に振り向くとそこにはあの時アンと名乗った天使が舞い降りていた。アンが俺に容赦の無い
「でもキミって
アンは健康番組で司会者が話すノリの軽さそのままに俺のたどる結末を予想してみせる。
「俺は人間は喰わない」
たまらず俺は自らの誓いを放つ。先輩を喰べた日に自らに
「やってることは一緒じゃない? まあ、
人が
一瞬の出来事に消えたアンの行き先を俺はただ呆然と見つめていた。
「まあ、ほどほどにしとけよ」
あれからさらに日々が過ぎ、ヨシナリさんの
その中で俺はとあるサッカを
まあ、老人に取り
まあ、死神みたいな事をしていた
「自分はただの『ミツバチ』だ」
そう
そして『このままでは消えられない! 自分の心残りを解消してくれ』俺の中に
そしてこの『ミツバチ』の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます