◆第二部◆　～サッカの生～

「ねえ？　なんで僕たちは生まれ……作られたの？」

「それはな、神様が退屈しないように一定の話を提供する為さ。……つまり『神様の退屈しのぎ』の為に俺達は作られたんだね。ちくしょうめ」

「無責任に放り込まれた世界か……本当にくだらない理由で創られた世界だな」

　誰のだろうか？　思い出せないが、俺の中にある彼らの『記憶』の中にある一幕。

　サッカ達は自分が生まれた理由に苦悩し。

　喰欲に支配されるまま。

　己が身をやつす。

　そしてただただ死んでいく。

　そう、彼らは『消耗品』。

それを俺はあの『ミツバチ』に関わることで知った。

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