【完結】文書(ぶんしょ)ロイド文子シリーズ原典 『サッカ』 ~飽話(ほうわ)の時代を生きる皆さんへ~ 俺は何が何でも作家になりたい! そう、たとえ人間を《ヤメテ》でもなぁ!!
【第13話=第一部最終話】『サッカ』撲滅への誓い(手負いの狂犬をなめるんじゃねえゾ)
【第13話=第一部最終話】『サッカ』撲滅への誓い(手負いの狂犬をなめるんじゃねえゾ)
――――ビジョンが晴れた後、
その場で
もう嫌だ。
こんなにも
しかもコイツの
「おぞましい、おぞましい、なんだこれは、
怒りとも、悲しみとも、恐怖ともいえない、更に巨大になった『負』の感情が心を埋め尽くす。そしてすぐさまあっけなく
「だあーーーーー!」
すさまじい
「よくも! 思い、出し、ちまった、じゃねえ、かあーー!」
だがそんなの関係ない。
もうすでに俺は飛び出している。
「ああああああーーーーー!」
……しかし結果はあきらか。
地面に
何が起ったのかさえ
「
「僕たちは『
「アンは相変わらずの
対する天使達は余裕で
だが、「さて」というどの天使かのつぶやきの後、場の
「コイツは
「そうだね、消しちゃおっかっ」
さっきの
「たしかに
さっきの
「……今度こそ
全てを
「ちょいと、ごめんよ」
そして
「コイツの身はしばらく私が
軽い
「お
あの空間を抜けた先で俺は何度も何度も文子を殴っていた。もちろん
「もう、止めろ」
俺の腕はピクリとも動かない。
俺は文子の顔を見る。
その顔は
さっきまで忘れていた先輩の身体に
「コイツは、コイツは先輩を
最後は
「きみ『が』殺したんだ。
そして思い出という『
俺は先輩に甘えすぎたのかもしれない。
なにかと『
一般女子にはなかなか理解されない『
それだけでも貴重なのに短い間だが
何でも分かってくれていると先輩に
……
ただ一つ確かなのは先輩はもう戻っては来ないという
たとえ
「大丈夫かね? ピョン吉くん」
「おい! 文子。先輩を
確かに先輩を、先輩という『
「すみません、マスター。少し
「そんな、必要は無い。ただただ
文子は俺に気を
先輩の全てを乗っ取った文子に俺はただただ
一連の事件を通して、俺は達観してしまった。
▼【サッカ病 人生を、人の生き死にを『
を
それでいて耐えがたい
だが、先輩を
先輩の
「なあ、文子。お前は『
「どちらでもありません」
「じゃあ、お前は何だ?」
「あなたの
「ふっ、……笑えねえ」
気の抜けた俺は大笑い。
そしてとつとつと
俺は文子のこの
というよりやはり文子は
だが相変わらず『
「で、君はどうする?」
聞いてくる
「アイツ
「お前に
「
「言ってろ、クソ
長い間、
思わず
そう、それでいい。
お
サッカが
「クッ、ククククク」
「
感情豊かな『
「まつがってますよ。あなたは
「……もう、あなたは話を
文子の声が聞こえた気がした。だが、その
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