【完結】文書(ぶんしょ)ロイド文子シリーズ原典 『サッカ』 ~飽話(ほうわ)の時代を生きる皆さんへ~ 俺は何が何でも作家になりたい! そう、たとえ人間を《ヤメテ》でもなぁ!!
【第12話】中庸が『サッカ』に転生した理由(人が『外れる』のはわりと簡単です)
【第12話】中庸が『サッカ』に転生した理由(人が『外れる』のはわりと簡単です)
――――同じ職場の先輩と話す機会があった。このおっさんには
金が無い、金が無いっつー先輩は、
「でもなあ、『
まだ就労してるだけマシと先輩はケラケラと笑った。どうようもない人だったが、何故かその『
そして自分も『家族が大切』という意味では共感が持てていたから。中学時代、家の雰囲気が心地よかったから自分をいじめている相手を殺すのを踏みとどまれたし(あっ、ここで殺すと家族が悲しむなあ。迷惑かけるなあという本当にささいな気付きであったが)。
でもそんな
当然だ。作家なんだから、読者は『
じゃあ、どうすればいいのか。
ミステリー……つまり殺人事件を扱った物語が多いのは、
そうだ、人を
そうすればいい具合に『
自分は実行に移そうとした。
だが、ためらった。
中学の時に得た
自分が人を殺せば、家族に迷惑がかかることになる。
相手先の家族親族から慰謝料など金銭面の負担があるだろうし(かといって相手先の家族親族まとめて『
そしてそういう迷惑をかける状況を想像すると
これじゃあ、だめだ。
じゃあどうするか?
答えは本当に
自分の家族を『先に
数日後、先輩がなんか
「もう、だめだあ。金がなくなったー! もうサラ金で借りるしか、『
頭を抱える先輩に自分はさらっとあっさり答えを示す。
「先輩のお母さんを殺しましょう。これでさらっとあっけないほどに『
先輩は
もういい、『
自分はスタンガンで先輩の意識を奪うと山奥の
「そうだな。『
興味は尽きない。
とりあえず生きたまま
『初心者
地面をつんざくような絶叫が響いた。
なんか、あんまり
やっぱり美少女にするべきだったか。
まあいいか。
とりあえずコレでいい話が書ければ。
先輩を殺したあと、
これで、よりよい
「あなたの
そこに見慣れない声とともに
まあいっか、
それでより
より
「どうぞ、ご
すべからく
…………全てを。
その後、
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