【完結】文書(ぶんしょ)ロイド文子シリーズ原典 『サッカ』 ~飽話(ほうわ)の時代を生きる皆さんへ~ 俺は何が何でも作家になりたい! そう、たとえ人間を《ヤメテ》でもなぁ!!
【第6話】MUST社潜入! 中編(『文子』で初戦闘:命を燃やして踊れ:表現者の神髄)
【第6話】MUST社潜入! 中編(『文子』で初戦闘:命を燃やして踊れ:表現者の神髄)
◆有限会社 MUST
「【社員全員
そして、『
……はっきり言おう。三歳に
「ハッ、つくづく
吐き捨てた俺を虚ろな瞳をした少女が見据える。
ソレが合図になったかのように、見覚えの有るあの空間が出現、相手の女が
『ここが【ブンシュの
「また、この空間か。といってもいつ来ても訳の分からない空間だなあ」
『今なら答えることが出来ます』
「本当なのか文子?」
『なぜか急に私の
『【詳細解説:ブンシュの海とは『
「……なんていうか、こう、何でもありな空間なのなあ」
「始めます」
……といっても、あの時の風景と変わらない。相変わらず
ただあの時と違う点が一つだけ。それは、
「あがあああーーーー!」
「おほほっおほーーッ!」
頭の中を根こそぎ吸い取られる
「さあ、行くわひょおおおーーー!!」
女の
そして、文字達は海の中で
お互いがお互いを喰らい合う消耗戦。
みるみるうちにその数を減らしていく。
その様子を見ながら俺は、たまに健康食品のCMで見る
一方、海の外の白い空間を見れば、
おそらく文字達の群れを操ってでもいるんだろうか?
にしても実感は全く感じない。
というか、何コノ茶番!
という感じだ。
俺と女は、お互いの頭から出した文章の
だって自ら動かず、代わりのモンスターに戦わせて……なんて、全然現実感がない。
もう、俺自身が我慢が出来なくなってきたからだ。
さるアーティストが言っていた。
インドに旅行に行った日のこと、出くわした川の
自らの居場所を
そして肉が燃え、いよいよ骨が炎に包まれようとしたとき、バチンと、熱せられた骨が爆発する。
それはまるで叫びのようだったと。
人間は死ぬまで
そう、
「ああああああああああーーーー!」
文章も俺の周りをまとわりつき、自分の周りで
実感、すなわち自分で動かないと生きた感じがしないんだ。
「楽しそう……」
相手の女の子(+
「……一緒に
『やめなさい』とたしなめる母親の意見など一切聞かず、俺と張り合うように激しく
そうだ
命を燃やして
全身で
これが
『美味しそうでありんす』
そしていつの間にか
……俺達
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます