【完結】文書(ぶんしょ)ロイド文子シリーズ原典 『サッカ』 ~飽話(ほうわ)の時代を生きる皆さんへ~ 俺は何が何でも作家になりたい! そう、たとえ人間を《ヤメテ》でもなぁ!!
【第5話】MUST社潜入! 前編(『文子』の仕様と『サッカ』というバケモノの概要)
【第5話】MUST社潜入! 前編(『文子』の仕様と『サッカ』というバケモノの概要)
その頃、日本のとある場所では着々と文書ロイドの開発が進行していた。
俺はソコに潜入することになった。
……と言えば、聞こえはいいが、要するにビビッたのだ。
だからコソッと行くことにしただけ。
だが、そこで俺はMUST
そこは、どこにでもある小さな雑居ビルだった。MUST
階段をそろそろと登りMUST
入り口にはでかでかと。
【『
というポスターが近々ロールアウトするとの触れ込みで
入り口近くの壁に近づき聞き耳を立てる……までもなく、どこの軍隊やねん、と思わず突っ込みが入るほどの大声が聞こえてきた。
◆「有限会社 MUST
「【我々MUSTシステム。
以下、同社は
以下、このシステムは文書ロイド『
我が社に入った
安っぽい
笑ってしまうだろう。ちゃんちゃらおかしいってやつさ。さあ、
おそらくMUST
「この会社、いやもう組織か……やべえよ」
俺は怖くなって、その場を逃げ出した。
適当な隠れる場所も無く、資料室のような場所にいったん避難する。そしてそこには様々な書類が散乱していた。
一つを手に取る。
◆『サッカ』とは?◆
▼【神々が人間の人生を物語の
だがそれにしてもよほど
そんなレポートめいた物を
「サッカは人間の人生を
そこには、髪を腰まで垂らし、白衣を着た研究員風の男が入り口に立っていた。
へらへらとした
「ありがとう。
「
「てんめええーーーーーー!」
研究員を殴りつける。接触した肌を通して研究員のこの計画に対する
「あああああーーーーーー!」
得た感覚を振り払うように資料室をメチャクチャにする。
「
『いかが致しましたか?』
「本当にお前は何も知らなかったのか?」
『はい、まだ思い出せそうに有りません……もう少し手がかりが有れば』
すがるような俺の叫びに文子はプログラム
「君が新たなる『
騒いでた為、見付かったらしい。
「社長、お下がり下さい。まずはわたくしめが。この者の実力を試しましょう」
MUST
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