第18話

支部長「くそっ!情け無い…!」ミトアに支えられギルドの通路側から表へ出る

ハード「何処行った!建築死罪!イエトバシ!」ギルドが地面から打ち上げられ十m程真上へ飛び上がり、落ちてきたギルドが地面にぶつかり粉々になる 

ミトア「うわっ!」

支部長「なっ!」ギルドが落ちた風圧で怯む二人 

ミトア「ギ!ギルドが!」

支部長「すぐ逃げろ!俺はいい!」

ミトア「そんな!ダメです!」

アグニ「おーい獲って来たぞー!」

ボロ「調理を頼む」二人が十m程の魔物を持ち上げ飛んで帰ってくる

ミトア「ア!アグボロさん!」

アグニ「誰だよそれ、飯作れ」

ミトア「た!助けてください!」

アグニ「誰をだよ」

ミトア「私達です!」

ハード「ギルドの中には無い上に、また死にたい奴が増えたか!建築死罪!クギヤマ!」ハードが右手を叩きつけた瞬間、アグニに向かって土が突き出て串刺しにしようとする

アグニ「あんだテメ?」アグニに突き刺した土が強靭な表皮に阻まれ砕ける

ハード「なに!」

ハード「これならどうだ!建築死罪!イッポンクギ!」右手を地面に打ちつける

アグニ「あ?」アグニの足元から十cm程の太さの鋭く尖った土が飛び出るが、またも胸部に当たった瞬間に砕ける

ハード「なんだと!」

アグニ「面倒臭えな消えろ」アグニの右手が二m程になり、小虫を払うかの様に、左から右へハードを払う

ハード「ナンッ!」槌の右手で防ぐがあまりの力に抵抗虚しく町の外の山まで一直線に飛んで行く

ハード「あーー!ぐおっ…アッ!」一直線に飛び山の斜面に激突するハード

ハード「さ…三剣…を…」何かを言いかけ気を失うハード

アグニ「おい早く飯だ!」

ミトア「なんとも、まあ…心強い…」

ボロ「ん?あの建物はどうした?」粉々のギルドを見て疑問を抱くボロ

ミトア「色々ありまして…」

ボロ「なんでもよいが飯にせよ」

ミトア「いや支部長を病院に連れてくのが先ですよ」

アグニ「はぁ?!」ボロ「なぜだ!」

ミトア「怪我してる支部長が先です!」

アグニ「傷なんてもう治るだろ」

ミトア「治りませんよ、どんな体ですか…」

支部長「すまねえな…」支部長を病院に連れて行く

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