第17話ドワーフの凶悪犯

ドワーフ「おい、ここに妙な生物がいるだろ、出せ」突然裏手の扉から、右手だけ一m近くの大きさがあり、右手で握り拳を作ると木槌の様な形をした百七十cm程のドワーフが入ってくる

ミトア「…?職員の方ですか?」支部長に尋ねる 支部長「…なっ何故こんな奴が!全員ギルドから避難せよ!お前もすぐ逃げろ!」ドワーフを見てギョッとしたギルド職員達が通路側出口から急いで出て行く

ドワーフ「チンタラしないで!ささっと出せぇ!建築死罪!ハシラ!」怒号を放ちドワーフが木槌の様な右手を地面に打ちつけると突如太さ五m程の柱の様な物が地面から真っ直ぐ飛び出し、作業場の屋根が打ち上がる

ミトア「なななんですか?!一体!」

支部長「逃げろ!こいつは建築死罪ハード・バルカン…凶悪犯だ…!」

ミトア「きょきょきょ凶悪犯?!なんでそんな人が!」

支部長「俺が時間を稼ぐ、すぐ逃げろ!」支部長が解体用の大きな包丁を持ち出し、ハードに斬りかかる

ハード「フンッ!」右手を振り包丁ごと支部長を弾き返す

支部長「ぐはっ!」支部長が血反吐を吐き吹き飛ぶ

ミトア「だ!大丈夫ですか!」支部長に駆け寄るミトア

支部長「…うっ!こ、このままでは二人とも殺される早く逃げろ…!」

ハード「早く出せ!出さぬなら死ね!」

ハードが右手を振り被り二人に飛びかかって来る 

ハード「ノッ?!」ミトアが突如傾けた作業台を大きくし、ぶつけてハードを外へ吹き飛ばす

ミトア「支部長、肩を…!」

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