第15話謎の生物の死体
年配の男性職員「これがウンカイソウギョとヒョウカグラの分で、千万Gだ確認してくれ」金の入った袋をドサッと目の前に置かれる
ミトア「そそそ!そんなに!」
年配の男性職員「ヒョウカグラなんて個体数自体少ない上に見つけても普通仕留められないからな、それと後から持って来た物に関してなんだがカナダリアの方はなんとかなりそうだが…もう片方がなあ…正直なんの種族なのかすらわからん」
ミトア「まったくわからないん…ですか…」
年配の男性職員「そうだな、なんとか肉は腹部から取り出し、さっき調理して出したと思うんだが、それ以外の素材を今総出で解体を試みて試行錯誤している所だ、ただ不可解な現象が複数起きており熟練の職人でも、どうしていいかわからない部分が多い、あの生物は一体何処から?」
ミトア「あの…どこからですか?」アグニとボロに問うミトア
アグニ「雲の近くに居たぞ」
ボロ「居たな」
ミトア「どの辺り、飛んでたんですか?」
アグニ「どこだ?」
ボロ「知らん忘れた」
年配の男性職員「いや…もう色々驚きだ…」困り果て右手で額を押さえる男性職員
ミトア「重ね重ね申し訳ありません…」
ミトア「あの良かったら見せていただけませんか?」
年配の男性職員「なんだ見てないのか」
ミトア「え、あ、はい、まだ…」
年配の男性職員「ならこっちだ」作業場へ再度案内される
ミトア「…」作業場中央に置かれた正体不明の生物を死んだ顔で見るミトア
ミトア(ヤバい…なにこれ、まったくわかんない…)紫色の半透明の膜で覆われた魚の様な体型している生物が横たわっており、飛んでいたと言う割には翼の様な物は無く左右に三本ずつ濃い桃色の大きな棘の様な突起が生え棘の周囲の物が浮いている、紫色の半透明の見た目液体の様な膜を見ると小さい光がいくつも走っている、そして紫色の半透明の膜に触れた地面が水の様になんの抵抗も無く沈んでいる
年配の男性職員「尻尾を触ってみろ」
ミトア「尻尾…ですか?」そう言われ恐る恐る、草の様な海藻の様な幅広の尻尾にゆっくり触れてみる
ミトア「…は?え?!あれ?!」柔らかく弾力がある様な尻尾に触れた瞬間、謎の生物の頭側にいつの間にか移動していた、頭部の光る眼球らしき物は左右に二つずつあり、眼球を支える物はなく収まりのよい窪みに浮いている
年配の男性職員「腹部は刃を入れる事が出来たが、はっきり言ってお手上げだ」
ミトア「お二人とも一体どうやって…」突如、生命活動が停止していた謎の生物が微かに動き、浮き上がる
ミトア「え?!そんな!」
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