第11話インテアの港町

三人でしばらく歩き

ボロ「どこを当てに向かうんだ?」ボロがミトアに聞く

ミトア「今ここは東の大陸の北にいるのでそこから船で渡り北の大陸を目指します」

ボロ「船など人の乗る物だろう」

ミトア「私は人だからいいんです」三人で歩いて行くと、舗装された規則正しい道が引かれている、ヒビから草が生えており、使わなくなってかなりの時間が経った様子の道 

アグニ「なんだこれ?」

ボロ「うーむ…こんな地面は初めて見る」

ミトア「これは先日の街で走っていた車という物を走らせる為に作り使っていた物だそうです」

ボロ「なるほど、人が作った物か?」

ミトア「はい、私達人間の種族が作り出した物だそうです」

アグニ「へー色々やんだな」しばらく歩き二人が獲って来た獲物で食事にし、また歩く

ミトア(ヤバイ…思った以上にキツいかも…そろそろ足が…)

ミトア「ハァ…ハァ…ちょっと…休憩しませんか?」歩くのが早いアグニに合わせて歩いて息が切れる

ボロ「先程休んだであろう、何回休む」

アグニ「お前、休んでばっかだな」

ミトア「いやホント結構しんどいです…」その場に座り込むミトア

ボロ「…」沈黙し画策するボロ

ボロ「このまま行くとどれくらいで、その…えー…船に乗る町に着く?」

ミトア「そうですねインテアの町までは…三日…っは!」勘づきヤバイと思い、思わず口を塞ぐミトア

ボロ「方角はこっちだろう?」アグニがニヤリとし、ボロがミトアを掴む

ミトア「い、いや…違…」

ボロ「では行くとしようか」

アグニ「おお」

ミトア「いや…そんな…待って…」これから起こる出来事に恐怖で顔が引き攣る

ミトア「ぎっやああーー!」瞬間的に三人が飛んで行く

ミトアが気絶しているうちにインテアの町に着く

アグニ「着いたぞ!」ミトアに怒鳴るアグニ

ボロ「やはりこっちが早い」

アグニ「おい起きろ!」地面に下ろしたミトアに怒鳴る

ミトア(…着いた…?)虚ろな表情で地面を触るミトア

ミトア「…っは!じ、地面だ…地面という物ががこんなに有難いなんて…」地面に倒れ込むミトア

アグニ「また飛ぶか?」訝しげな顔でミトアに詰め寄るアグニ

ミトア「ああ!いえ!結構です!」シュバっと立ち上がるミトア

ボロ「船はどこだ?」辺りを見回すボロ

ミトア「…ここは港から少し離れてますね、船に行く前にギルドで素材を換金しましょう」三人でギルドへ向かう

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