第9話起きない

次の日…コウキ「おい!起きろ!」トラウを揺さぶり起こす

トラウ「うまいけど…もう、食べられないよ〜…へへへ…」ニヤケ顔で寝言を言うトラウ

コウキ「普通、食べる一歩手前で起きるだろ!食べられるとこまでいく夢なんて聞いたことねえよ!」

コウキ(寝言流暢だし!食い意地どんだけだよ!)毎朝毎朝のことで苛立つコウキ

コウキ「しょうがね…入れてくか…」支度をして酒場へ降りてきたコウキ

ドルン「おー、おはようさん、おい相棒は?」

コウキ「一応いるよ」

ドルン「?」

コウキ「はい、これ鍵、予選終わった帰りは寄ると思うからさ、そん時また二人頼むよ、じゃあなドルンさん!」

ドルン「お、おお…またな…」

ドルン(喧嘩でもしたのか…?)腑に落ちないドルン

コウキ「おーす、おはようおばちゃん」コウキがギルド前へ行くとおばさんとスナッテンもいた

受付のおばさん「あら、コウキちゃんおはよう」

コウキ「あれ?スナッテンさんもおはよ」

スナッテン「おはよー、昨日は助かったよー」

受付のおばさん「まったく若い子に迷惑かけて…!」

スナッテン「ははは」いや〜と言わんばかりに頭をかいている

受付のおばさん「あれ?もう一人のトラウちゃんは?」

スナッテン「ホントだね〜」

コウキ「ああ、こいつならここに…」そう言って亜空間から寝ているトラウを抱えて引きずり出して、また押し込む

コウキ「毎朝起きなくてめんどくさいから、ここに入れてきたんだ」

受付のおばさん「あら、まあ…」驚くおばさん

スナッテン「楽ちんだね〜」楽観的なスナッテン

コウキ「竜車って何時くらいに出るか、わかる?」

受付のおばさん「皆あんまり乗らないから、直接言えばその時に出してくれるわよ、今の時間ならタツセー屋の厩舎が開いてるけど、ちょっと変わったおじいさんだから気をつけてね」

コウキ「変わったじいさん…」変わり者と聞き不安になるコウキ

受付のおばさん「あ!そうだわ!これはい、昨日のオオイタチの分よ」

コウキ「ああ、ありがとう、じゃあそろそろ行くね」先日のモクメオオイタチの買取代金を渡される

受付のおばさん「ええ!気をつけてね!」

コウキ「うん、帰りもよると思うから、おばさん、スナッテンさんもじゃーねー」

スナッテン「じゃーねー」二人に手を振りながら西の門へ走っていくコウキ

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