豆で外に追い出された鬼達
本日、二月二日は節分である。節分といえば恵方巻きを食べる文化や歳の数だけ豆を食べるなどの文化があるが、やはり最もポピュラーな文化は豆まきだろう。
そんな豆まきであるが豆を投げる時の掛け声といえば誰が決めたかは知らないが「鬼は外、福は内」が一般的である。しかし、この投げ方だと確かに家によくないことをもたらす存在、すなわち鬼を追い出すことができるかもしれないが、それでは後日、つまり二月三日には日本中が鬼だらけとなってしまい根本的な解決が何もできていないのだ。しかも毎年この行事があるということはすなわち、今年追い出された鬼たちは一年をかけてまた家の中に侵入してきているということである。そこで今年は「鬼は外」ではなく「鬼は抹消」することにすれば良い。だがこのままでは豆を毎年大量に売り捌きたい人たちに鬼ではなく筆者が抹消されかねない。そこで、来年から豆まきは外に投げる必要はなく、幸福を家に呼び込むだけの和やかな行事へと変化する。こうすれば豆の売り上げはそのまま、尚且つ鬼が家に居座る事がなくなり皆幸せになれるわけだ。
それから、豆粒程度は鬼を撃退できそうにはないのでもう少し実用的に撃退できそうなものを購入し、鬼の抹消へ備えることを推奨したい。豆ごときで追い払える鬼については家に居座っていてもらってもかまわない。いつでも好きな時に抹消できるからである。
尚、恵方巻きを食べている際に話しかけるという行為は食べるのを中断してしまい、その人へ不幸を招き入れる可能性があるので是非とも話しかけないで頂きたい。
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