タワーマンションに住む人間は阿呆である理由

 誰もが一度はタワーマンションでくらしてみたいなどと考えたことあるだろう。しかし、タワーマンションに住む人間というものは総じて阿呆であることにお気づきだろうか。

 まず、タワーマンションという名の通り、一階、または下層に住む人間はそこがタワーマンションであるということに気がついていないに違いない。もしも知り合いにそんな人がいるものなら私は助言を与えるだろう。「あなたはタワーマンションに住んでいながらそこらのアパートと変わらない景色を眺めながら生活しているのですね。」と。

 次に、中層に住んでいる人間である。一見すると中層というのはとりわけ高額なわけではないが、一般の階級の人々に比べて多少は良い暮らしをしているようにも見えるが、実は中層の住民こそがタワーマンション利用者の中でも群を抜いて阿呆であり、その無様さには目も当てられない始末である。何がそんなに阿呆なのかと問われれば理由は2つある。1つ目はタワーマンションに住んでいる人の多くはプライドが高い場合が多いが、そんな崇高な自尊心もさらに上の階層に住んでいる人の存在によって自分は1番で居続けることができないのである。2つ目の理由はタワーマンションというのは出かける時に一軒家などに住んでいる人と比べ、エレベーターを利用する分の移動時間が余計に必要になってしまう。一回の外出には長くても数十秒の差だが、これが数年、数十年と続いていくとそれはとても膨大な時間へと膨れ上がってしまうのである。以上の理由から中階層に住む人はプライドもへし折られ、移動にも時間がかかり最もタワーマンションによる弊害が大きい人たちである。

 最後に上階層に住んでいる人であるが、この人たちは一見、裕福であり、街の景色を上から一望できるということでとても良さそうに見えるものだがそうではない。上階層の欠点は災害などで停電などが発生した際に生じるのだ。上階層にいる時に停電など起こってしまえば、さながら囚われのシンデレラであり、抜け出すためには自らの足で地上を目指さなければならない。ぜひそんな場所を購入してしまった自分を恨みながら必死に降りてきて欲しいものである。

 尚、この文章は筆者が適当に綴ったものなので決して筆者の本心ではないことをご理解いただきたい。

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