第2話 小学1年生からやり直し

朝ごはんも食べ終わり、カレンダーやテレビを見る限り小学1年生の4月に戻ってるみたいだ。母さんから学校に行くように言わないということは今日は土曜日か日曜日だろう。正直、小学校の低学年のときのことなんて覚えてない。学校が始まっても俺の精神年齢は18歳+前世陰キャというダブルパンチ。やっていける気がしない。前世でよんだ逆行転生もの主人公たちってよくうまくやっていけてたな。これがご都合主義とかいうやつか・・・。

陰キャは陰キャなりに何か目標を立ててやったほうがいいよな。なにがいい・・・そういえば父さんも母さんも毎週日曜日にテニスをしてたな。社会人のテニスクラブだけと、会員の子供も来てたはずだし俺もテニスをもう一度やろうかな。戻ってくる前後悔してたし。

よし!テニスを本気で飯を食べていけるぐらい強くなってやる!


「よっしゃーー!やってやるーー」

「うるさい!静かにしなさい!」

「ごめんなさいー!」


今日は土曜日だから明日にテニスクラブがあるはず。そこについて行ってしまえばチャンスがあるはず。


「あーー明日は雨かーー」


へ?あ・し・た・あ・め?

嘘だろーーーーー

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