4.ルサンチマン

由野琥珀よしのこはくは腹を立てていた。

最近は会社の人ともそこそこ上手くやっている気がしていた。反りの合わない上司とも仕事を押し付けてくる先輩も、まぁまぁほどほどに、それ相応に不満はあるけども、自分の意見はしっかり伝えつつ、無理はせず会社の為、ひいては自分の未来の為に日々働いていた。


しかし今日職場でちょっとした騒動があった。

事務のお局様と呼ばれている40代の女性から嫌味を言われたのだ。


今日はお局様の機嫌悪いなと思っていたから極力話さないようにしよう、そう思ってた。


しかしそういう日こそ上手く行かなくて、書類提出の時に捕まってしまい、世間話というかただの愚痴に似た与太話をされてしまう。そしてこれまた運悪く、恋話、恋愛観にまで発展したのだ。


こないだ心を入れ替えたばかりの自分としては、今は仕事を頑張りたいので別に急いで彼氏を作ろうと思ってもいなかったのにお局様から、恋人いるの?クリスマス何したの?結婚したら仕事辞めるの?など、かなり突っ込んだ内容を聞かれた。

琥珀はそれに対して、『いや、そういうの興味ないので…』と言っただけだ。


それなのにそれなのに!


「若いからってそういうの良くないわよ、年上に失礼だと思わない?って言われたんですよ!?」

「それはまた…よく言う"余計なお世話"だね」

「でしょう?」


仕事終わりにいつもの喫茶店に立ち寄った。アルコールは入ってないはずなのに怒りのあまり興奮してしまった。

ちなみにこないだ環さんがちらっと『夜も時々バーとしてやろうかな…』と言ってたのでその案は全力で同意しておいた。


「元々そういうこと言う人なんですけどね、あの上司はお金持ちだからお金がない人の気持ちが分からないわよ、私の方が正しい。みたいな。」


気持ちは分からなくもないが、お金持ちや若いというだけでその人が悪いというのか。私だって好きで若いんじゃない、何か悪いことしましたか私。


「なんだっけな、そういう人の事を…ル、ル…ルネ…サ…マン、なんか言うんだけど出てこないなぁ。」

「ルネッサンスマン?」


環はうーんと首を捻っているが正解が出てこないようだ。色々知っているようでいて肝心なところ覚えてないことが多い。

ルネッサンスマンといった瞬間吹き出した環は置いておいて、琥珀はスマホで調べてみた。


だめだ、ルネサンスマン(曖昧)で調べたら見当違いのルネッサンスマンしかヒットしない。


「他に何か手がかりは?」

「たしか、…ニーチェだったと思う。」


ニーチェって、あの神は死んだが有名なニーチェか。自分は歴史にも倫理にもあまり詳しくないからそのくらいしかわからない。


「……ルサンチマン?ですか?」

「それだ!」


環さんは無邪気にパンッと気持ちよく手を叩いて指を指す。他にお客さんがいるものの何も気にされてないのはこの人の人柄のせいか、はたまたこの店の雰囲気のせいか。


ルサンチマンについての解説を読んでみるが、なかなかに難しい。

立場上、弱いものが強いものに対して恨みや嫉妬の感情を抱くが、弱いものは行動するわけにはいかないので想像上で強いものよりも自分の方が正しいと思うこと。と書いてある。


ニュアンスはわかるが、要するにこういうことだ。


「お金沢山持ってる人に対して、あいつは悪人だけど、自分はかわいそうな被害者で、善人だから死んだら天国行ける。みたいな…」

「ただの僻みじゃないですか。」


才能や能力がある人、お金持ちが何をしたって言うんだ。若いということだけで私が何か悪いことをしたのか。

お金持ちにも才能がある人でも、天国にいける。同じように環境が悪かったり、貧乏な人がそれだけで天国にいけるのだろうか。勿論その分頑張ってるんだろうけど、お金持ちの人達だってそれ相応に大変なはずだ。


「なんか、色々考えさせられます…。」


琥珀に文句つけてきたお局様は正社員ではなくパートで独身だ。お一人様を満喫していると口ではよく言ってるが、正社員で23歳の琥珀に対して劣等感を感じてたのかもしれない。

──私だって大変なんだけどな…。


「そうだね、どれだけ恵まれててもその人にはその人の大変さがあるっていうのは、違う立場の人にはわかりづらいかもね。」


そこで琥珀はふと気付いた。仕事が医者と言っていたあの人もそうなのだろうか。


「あの、えっと………あの人も、大変なんですかね。」

「うん?」


琥珀はなんとなく、あいつの名前を言いたくなかった。向こうだって私のことを"こいつ"とか呼ぶし、なんとなく気に入らない。

少し気まずそうにしていると環が察したのか少しだけ笑ってから答えた。


「あぁ、佐瀬くん?そりゃあ大変でしょ、だってお医者さんだよ?まぁ普段があんな感じだから余裕ありそうに見えるけどね。この前なんて目の下にひっどい隈作ってたからちょっとここで寝ていかせたんだよ。」


そりゃそうか。医者なんてどこも忙しい。人の命を預かるという精神的プレッシャーだってあるだろう。自分にはまず無理だ。


「でもあの憎たらしい性格だから、確かに看護師さんたちには"あの医者ウザい"とか思われてそうだよね。」


それは容易に想像つく。むしろ絶対そうだろう。環の発言に、ぷっと吹き出してしまった。というか環さんも憎たらしいと思ってるんだ。


その日はそんな話をして、少しだけ心が軽くなって帰った。

しかし事件はまだ終わらなかった。



▲▽▲▽▲▽


あれから一週間ほど経ち、いつもと同じく会社に行った琥珀はルサンチマンお局様がまたもや機嫌が悪いことに気付く。誰もなにも言ってないのに一人で不満そうなため息をついたり、誰に言うでもなく小言を言っていた。

前の席と隣の席の人かわいそうに…。


とはいえ、仕事なので関わらなければならない場面もやってくる。

出来れば触れないで終わりたかったが、タイミング悪く事務方に頼まなければいけない書類が出てきた。しかも運悪く処理できるのがお局様しかいない。


「あの、これなんですけどお願いします。」

「ええ!?そういうのは早く言ってくれないと困るんだけど!こっちだって仕事あるんだから!」


そんなこと言っても私も今この書類出てきた所なんですよね、とは空気を読んで言わなかった。


「すみません…」

「新入社員だからってそういうところ甘えて貰っちゃ困るのよね、私達のこと見下してるのバレバレよ。」


見下してるなんて1ミリたりとも思ってない。私達正社員にはパートの人達がいないと出来ない仕事が沢山あって、助けられてる。

それを勝手に、立場だけ見て僻んでるのはそちらだろう。


琥珀がそんなことはないですよ、と否定しようとしたとき、追い打ちでとんでもない言葉が返された。


「だから彼氏も出来ないんじゃない?」


まさかの一言に琥珀は目を見開いた。頭のなかにある、頑丈だけど張り詰めていたヒモのような何かが一瞬切れた気がした。これはもうルサンチマンとか関係ない。


「…それ今関係あります?」


考えるより先に食って掛かるような声が出てしまった。しかし後悔はしてない。

思ったより自分の声のトーンが低かったのか、相手は少しだけたじろいだ。


「あ、あるわよ。若いからいいって思ってるかもしれないけど、そんな態度じゃ男の人も寄ってこないし、行き遅れるわよ。言っとくけどこれ親切心だからね!」


何が親切心だ。余計なお世話すぎるし説得力無さすぎる。

でもいくらここで自分が見下してないとか正論を言ったとしてもきっと意味ないだろう。


「ご心配なく、間に合ってますので。」

「間に合ってる?こないだ聞いたときは彼氏とか興味ないって言ってたじゃない。」


琥珀はここでグッの押し黙る。その通り、その通りだ、でもここでそうですとは言いたくなかった。


「ついこの間彼氏出来たので。向こうが付き合って欲しいっていわれて。」


やってしまったーーー。琥珀は心の中で天を仰いだ。案の定お局様は、はぁ?というような顔をしてる。


「そんな急に出来るわけないじゃない、信じらんない!なに、私に対する対抗心?じゃあ写真見せてよ。」


嫌な嘲笑を食らう。売り言葉に買い言葉なんてするもんじゃないなと思うが、一度言ってしまった言葉は引き返せない。


「こ、こないだ付き合ったばかりで、写真はまだ撮ってないですけど、」

「ふぅ~~ん。そうなんだ、残念~」


残念さなんて微塵も伝わってこない。勝ち誇った顔をするお局様に苛立ちを覚えつつ、流石にそろそろ、就業時間中に何立ち話しているんだという周囲の目も気になってきたのでこれ以上ややこしくするのは気がひけた。


「じゃあその彼氏には愛想つかされないようにね。書類はやっておきますから。」


書類を受け取ったお局様に「宜しくお願いします。」とだけ声を絞り出して、自席に戻った。

そして頭を抱えた。


今はこれで済んだとしても、確実に今後いじられる。彼氏とはうまく行ってるのとか、絶対聞いてくる。居もしないのに。

分かってる、見栄をついてしまったのは私だ、しかし逆に自分の首を絞めてしまった。



▲▽▲▽▲▽


「ということなんですけど…あの、呆れないで貰えますか2人とも。」

「琥珀くんもなかなか無茶するよね…。」

「ミハルで良ければツーショット撮るよ?コハクの彼氏になるよ?意外と尽くすタイプよっ?」


喫茶店に行ったら、たまたまミハルちゃんもおり、先日の話になった。

ありがとうミハルちゃん、でも流石にツインテールのオレンジ髪の女の子とツーショットとってこれ彼氏ですって言ったら逆に喋りかけてこなくなる代わりに色んな大事なものを失う気がする。気持ちだけ受け取っておくよ。


「タマキ、写真撮らせてあげなよー」

「ええっ!?年齢差ありすぎて犯罪みたいになっちゃうよ!」

「まぁ、タマキは顔胡散臭いからだめかー」

「ミハルちゃん、それはそれでヒドイ」


年齢差ありすぎて犯罪って本当に環さん何歳なんだろう。でも確かに環さんと写真を撮ってもこう、親戚のお兄さん感がでてしまう気がする。


「じゃあもうやっぱショーンしかいないね!これは確定だね!」

「いやいやいや!絶対無理でしょ!」


ミハルの提案に手と首を同時に振った。

佐瀬さんとは幽霊親子事件の時以来会っていない。少しは今までよりも近付けたかなと思ったがそこまでだ。

それにきっと彼氏のフリとか一番嫌いそうなタイプだ。なんなら写真撮られるのも嫌いそう。


「…琥珀くん、それって別に、写真じゃなくても彼氏がいるってことが分かればいいんだよね?」

「え、まぁ…そうですね…。」

「もっと言えば、彼氏だと言わなくても、向こうが勝手に彼氏だと誤解すればいいんじゃないかな?」

「……んっ?」


なんだか凄く悪い予感がする。悪いとうか、環が面白いことを思い付いたという顔をした時、大体面白いではなくヤバイ時だ。


「佐瀬くん、月曜日は昼までって言ってた気がするんだよね。」


ニコニコとしてる環さんにその《提案》を聞かされた。思わず、バレたら私が殺されますよと言ったが、大丈夫大丈夫と相変わらずへらへら笑っている。

私が大丈夫ではないけど、元はと言えば私が持ってきた種なので腹を括ることにした。



▲▽▲▽▲▽



週が明けて月曜日。琥珀はソワソワしていた。環からの連絡がきたらすぐ分かるようにいつもは鞄にいれてある携帯を机の端に置いてある。

昼過ぎの3時すぎ、それはやってきた。


メッセージアプリの通知で環から一言『今出たよ!がんばれ!』と。複数トークだったようで、ミハルからも可愛いウサギが応援してるスタンプと一言が送られた。


『ショーンに殺されたらミハルが供養してあげるね!』


そこは敵討ちとかして欲しかったが、ミハルちゃん佐瀬さんには挑まない前提なんだ…。


喫茶店からうちの会社までは30分もかからない程度の距離だ。

今か今かと待ってると、個人携帯に登録してない番号から電話がきた。

おそらく、佐瀬のものだろう。琥珀はそれを無視する。サイレントマナーモードにしてあるから音が鳴る心配もない。


数分して鳴り止み、もう一度掛けられた。…結構諦め悪いな…佐瀬さん。

琥珀は出ない。そして着信が切れてから少しした頃、自分の部署の内線が鳴った。受付からだ。うちの会社は受付に電話が置いてあり、直接用事のある部署に繋がるようになってる。


電話が鳴って、すぐに取るのはパートさんだ。そして仕事が出来るのよという雰囲気を出してるお局様が一番早く取った。今までもそうだったのでこれは琥珀が読んでだ通りだ。


「はい、はい……。えぇ、おりますが…。失礼ですがお名前とご用件は…。ええ、え?…かしこまりました。少々お待ちください。」


琥珀は必死で聞き耳を立てながら仕事しているフリをする。するとお局様が席を立ち、琥珀の所にきた。


「由野さん、なんか受付に忘れ物を届けに来たっていう人が来てるんだけど。さぜ?って人。」

「え!あぁ…そ、そうだったんですかー!夕方使う資料家に忘れてきたんだきっと!すみませんありがとうございます取ってきますー!」


めちゃくちゃ棒読みで声が裏返っているがなんとか会話した。そして携帯を片手に席を立とうとした時、お局様はなにかを察したのかそれを止めた。


「あらそうだったの~由野さん今忙しそうだし私取りに行ってくるわよ!座ってて!」

「え」


これは予想外だった。

当初の予定では、こうなる予定だったのだ。


いつも午後半休の時の佐瀬は喫茶店に寄る。そこで環が、「丁度いいところに佐瀬くん!これ昨日お客さんが忘れてった書類なんだけど、届けてくれるかな?封筒に住所書いてあるからここだと思うんだけど。」といって佐瀬に書類を渡す。

佐瀬は来ないだろうと琥珀は言ったが、環が「うん?大丈夫!行かすから!」と言っていた。佐瀬さんは環さんに弱味でも握られているのだろうか。


向かった佐瀬に途中で環が『そういえばそれ琥珀くんのだから、宜しくね!琥珀くんには佐瀬くんが行くって言ってあるから!』と琥珀の連絡先も伝える。佐瀬は仕方なく行くものの、琥珀の携帯に電話しても繋がらない。

結局、封筒に書いてある部署宛に受付の内線をかける。するとこう言う筈だ。


『すみません。由野…さんいますか?あぁ、忘れ物を届けに来たんですけど。はい、佐瀬って言えば分かると思います。』



若い男性の声、取引先でもなく、名前しか言わない。そして琥珀に確認したら『昨日家に忘れた書類』だという。昨日家に忘れた書類を届けられる人物、それはもうそういう関係の人だと思い浮かべるだろう。


作戦はそれで終わりだった。お局様が電話を取るの分かってたし、そういう『匂わせ』で十分な相手だと思ってた。



「まっ、いや、忙しくないんで、行きます!」


しかし誤算だったのはお局様が欲張って佐瀬を見に行こうとした事だった。佐瀬と接触させるのはまずい、それこそ本当にミハルに供養される。


「え~いいじゃない、減るもんじゃないし、あ、じゃあトイレ行くついでに見ようっと~。」


減る、確実に何かが、いや、具体的には私の寿命が減る気がする。

琥珀が慌てて受付に出ると不機嫌そうな佐瀬がいた。


「おまえほんっ…とに…」


開口一番文句を言いたかったであろう佐瀬は、琥珀の後ろにいるお局様の存在に気付き、声の勢いを落とした。流石の彼も無関係な人間の前で傍若無人にはならないのだろう。


「佐瀬さんほんっとにすみません助かりました、ありがとうございます。」


佐瀬の目にうっすら隈があるのをみて、琥珀は申し訳なくなり書類を受け取って頭を下げる。


「由野さんしっかりしてよぉ~。いくら彼氏でも嫌われちゃうわよ~」


それでもなお琥珀を追い詰めようとする女はまるでわざと聞こえるように言った。

そんなに私の事が気にくわないのかこの人は。と呆れるが、今そんなこと悠長に思ってられない。


「いや俺は、」

「あーーっ!と!佐瀬さん、用事!用事あるんでしたよね、ごめんなさい寄らせて!」


彼氏とかじゃない、と言いかける佐瀬に琥珀が被せた。その様子を怪訝に思ったのか佐瀬の眉間の皺が濃くなる。


「大変じゃないですか~~?由野さん、ホントそういうところあるから!もうちょっと愛嬌とか覚えた方がいいと思うわぁ、由野さんには勿体ない!」


それは暗に琥珀と佐瀬さんが釣り合わないと言っていた。琥珀は慣れていたから苛つくな、くらいにしか思ってなかったが、佐瀬は違ったのだろう。急に琥珀の腕を引いて、お局様に聞こえないくらいのボリュームで、耳打ちしてきたのだ。


「後で詳しく聞く。今お前を凄く殴りたいが、それ以上にあのクソババァが気に食わねぇ。それだけだ。」

「ひぃ…」


後ろにいるお局様には至近距離で話す二人がいちゃついてるようにしか思えないのだろう。見せつけられているのに対して顔が引きつり、わなわな震えていた。


琥珀は内容が内容なので顔面蒼白だったが。

佐瀬に引き寄せられたまま為されるがまま、腕の中に入る。というより怖すぎて動けない。


「いつもお世話になってます、彼女から会社の人は皆いい人だと聞いてます。私的な相談まで乗って頂いてるらしく…。あぁ…でもあなたみたいな仕事出来る方は、仕事とプライベートきっちり分けてますよね、ご迷惑おかけしてすみません。もうそういう事無いように、僕からも良く言っておきますので。」


琥珀は佐瀬の営業スマイル初めてみたが、なまじ顔が整ってるだけあって、破壊力が凄い。しかも有無を言わせない笑顔。仕事とプライベートごちゃまぜにしてるお局様にとってこれは痛いだろう。


お局様は遂にぐぅも言えずトイレの方へ足早に行ってしまった。


琥珀はというと、ムカついたとはいえ、そもそも佐瀬が彼氏のフリに乗ってきたこともだが、琥珀の肩を持つことも意外だった。


「あ、ありがとうござ…」

「お前は覚えてろよ」


案の定、両目をこれでもかというくらい見開いた佐瀬に、琥珀の頬はひきつり、覚悟はしてたもののその後いつもの喫茶店でクローズ後にカウンターで正座させられることになるとは思わなかった。


【補足】


あまりにも有名なドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェの中でもルサンチマンについてでした。前半だけで後半全くでしたが。


ルサンチマンの元々の意味は「恨み」「怨恨」です。ニーチェはキリスト教がルサンチマンを道徳という言葉にして正当化、価値観を捏造したと言ってます。そのためキリスト教の道徳は奴隷の奴隷だ!なんて言っております。


ちなみにルサンチマンのマンは人間(~man)の意ではありません。「ルサンチマン」(ressentiment)という概念です。ルネッサンスマンは知りません。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る