第4話 一名一つまで
〜〜〜〜〜〜〜〜5時間目〜〜〜〜〜〜〜〜
とりあえず田島の作戦を決行する事にした
一同はこれからのことに話し合う事にした
「さあ、5時間目が終われば投票だが明日そしてタイムアップまでにどの順番で投票するか決めよう」
「田島さん!」
「どうした小川?」
「これってタイムアップを目指すまでにこうやって一人が全員に投票される形式だと
裏切りものが全員を殺すことが可能な状況になりません?」
「確かにな」
「その事を考えると今日は西宮君に投票で
良いんですけどもし仮に『中城』さんみたい
に『なんにもしてない』私たちを恨んでるんですよ、そういう人に投票をしなきゃいけないって考えると怖くて怖くて…」
「中城さんは小川のことなんで恨んでるんだ?」
「い、いや…別にそんな大したことない事ないんですけど…その色々あって…私の服とk」
「なんか私やったかな?ねぇ酷いよ…私何もしてないのに私はダメだと思って止めたのよむしろ!」
「何があったんだ?」
「中城さんとゆいちゃんが“けんか”して
そこでもめ合いになったんだよねぇ〜…
ね!ゆい!」
「う、うん!あの時は酷かったよなぁ!中城のやつ飛びかかってきてさ〜!」
「い、いや…あれは」
「え、言い訳するつもり?」
その時小川さんは中城さん耳元に何かをつぶやいたようだが席は一番右端、見える訳もなく確証がなく何も言えない
「あ、あの時はすみませんでした」
「って事だからやっぱり喧嘩したての人を信用するわけにも行かないの…だから二日目からは弾数を確認して終わりにしない?
その瞬間
ピーンポーンパーンポーン
「あ、もしもーし全部聞いてたんだけど
残念だけど弾数を人に見せるのは禁止だよ!
見せた瞬間全員から発砲可能状態…全員に
君を殺せる弾を配る事になるから気をつけてね〜〜」
ピーンポーンパーンポーン
「という事だがどうする」
キーンコーンカーンコーン
ガラガラという扉の音と同時に奴は
入ってきた
「やあやあ、さっきぶりだね!いや〜待ちに待った投票の時間だね!投票方法を説明するね!」
《信頼バトルロワイヤル》
投票方法
投票数は一人一枚であり投票の順番は
出席番号である。
弾は投票の30分後に行われる、弾は直接
拳銃に直接入っている為間違えぬよう
※投票をしなかった生徒は全員に自分の事を
射殺可能の弾が配られる
※死んだ生徒にも投票が可能である
「今送ったプリントの通りだよ!前から言ってる情報の他にも死んだ生徒にも投票が可能
だからね!それでは出席番号一番のあずまの
からどうぞ〜隣の教室にあるから終わったら教室には行かずに多目的室Aに行ってね」
そして続々と投票を終わらせる
「おら、清水田次だぞ」
「行ってくるわ」
教室に入るとそこには机の上にそれぞれの名前が書かれた投票箱があった…僕は間違えのないように西宮の箱に入れた。
そのあと俺はすたすたと歩き真っ直ぐ
多目的室Aに向かった
そこには男子が12人くらいで談笑していた
図太い神経してやがる
「何話してたんだ?」
「いやいや〜10年後の世界に今俺らいるだろ
10年後の自分に会えたらどうするって話をな!」
「成る程成る程、で皆はなんと?」
「俺は結婚してなかったらぶん殴る」
『お前にゃ無理だ!』
「全員揃ってそういうんかい!」
やっぱりここのやつら面白いけど馬鹿だ
「よくそんな笑ってられるな」
「そんな固い事言ってたら禿げるぞ田嶋ぁ」
「そうだぞ、笑える時に笑っておかないと
禿げるぞニコニコ田嶋ぁ」
「そうだそうだ、本当に禿げるぞぉ
ハゲ田嶋ぁ」
「ハゲ田嶋はもうハゲてるみたいになるだろが!!!」
「なあ、田嶋お前田島さんの事好きだろ?
今回のはショックじゃなかったんか?」
「んぐっ!お前どこでその話を!」
「割と有名だぜ」
「はあ?!」
「まあ、んなこたぁいいんだ、他の奴が来ないうちに恋バナしようぜ!!」
「い、いや別にあの人くらいの凄い人ならそくらい…当たり前かなってぇ…マジかぁ…
付き合ってんのかぁ」
「かなりダメージ受けてんな?!」
「なんなら今回のこの件でカッコつけてやろうと思ったらこれだよぉ〜」
「大丈夫、まだ他にもいい人居るしお前も十分いい奴だし頑張れ!」
「そうかぁ?」
「おう!」
「んじゃあいいや!まだ降られた訳じゃないしな!」
「ハゲだけどな」
「ハゲだがな」
「だからハゲじゃねぇっつってんだろぉ!」
その後も平和に笑いあった…
「だからハゲじゃねぇ!」
「そんな事より人全然増えてなくね?」
「そんな事ってお前なぁって…確かにな」
「様子見に行くか」
『そうだな』
男7人で様子を見に行く事に
西宮と黒田それを囲うように見ている女子と
男子
ここまでは普通なのだが一つおかしい
「どうして…西宮が黒田に銃突きつけてんだよ…」
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