もし私が石田だったら

私が石田だとしたら、先輩は山田な訳だが、

また別の先輩である鈴木的な奴が石田と山田の区別がつかなくなると言い出す。


「なら口に出してみせてよ」と山田がお願いすると、

鈴木はバックヤードにそそくさと消えた。


私がふふっと笑みを溢すその寸前、タッチの差で、鈴木が「石田〜」と言う。


「どう?」みたいなポカっとした面で出てきた鈴木。


石田山田で鈴木の難聴を嘆く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る