第9話トモちゃんと二人で
「はい! これはおまけです。」
ビーズのお姉さんがジロの首輪にイチゴの形のビーズをつけてくれました。
「有り難うございます。こんなに良くして下さって」
まあばあちゃんはペコペコと頭を下げて何度もお礼を言いました。
「おばあちゃん向こうの広場の隅っこのところで無料の花を配ってるのよ。行ってみはったら?」
ビーズのお姉さんが教えてくれました。まあばあちゃんとトモちゃんは行ってみることにしました。
トモちゃんはまあばあちゃんが、いつもと様子が違うように思えて心配でした。なんとなく元気がないように思うのです。ジロもそう思うのか、まあばあちゃんの手の下に頭を持って行ってたり鼻でツンツンしたりペロペロしたりとしきりにかまいます。
ビーズを買った時も嬉しそうにしてるのですが、どこか様子がいつもと違うのです。
「あっ、そうか」
トモちゃんは気づきました。
(おばあちゃんは、きっとこの前の時みたいにお野菜をいっぱい買いたかったんだ!)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます