第7話 勇史の彼女

あれから、すぐに彼氏と別れた。



「なあ、この前、話していたんだけどさ、4人で出掛けない?」


と、敏基が、言ってきた。



「私は別に良いよ」と、私。


「私も良いよ」と、亜衣。


「じゃあ、俺達も、OKつー事で決定な」




私達、4人は出掛ける約束をした。



出掛ける当日、私達は、勇史と敏基の自転車で、女子は後ろに乗って行動する事にした。


私達は楽しい時間を過ごしていた。




数日後 ――――



「あの…深沢先輩…いらっしゃいますか?」



私に声を掛けてくる女子生徒。



「あっ、うん。ちょっと待ってて」



≪か、可愛い≫



「はい」



私は勇史の元へ。



「勇史、廊下で可愛い子から、お呼びかかっている」



「分かった」



そして、勇史は呼び出され勇史が、その子とゆっくり付き合う事を聞いた。





それから一ヶ月が過ぎ、勇史がその子と続く中、敏基と亜衣が付き合い始めた。



私は一人の行動が増え、他校生の男子生徒から告白された。


彼の名前は、宇三山 恵祐(うみやま けいすけ)17歳


見た目真面目そうな彼だけど、かなりのイケメン君。



「これ、だて眼鏡なんだ。過去に色々あってさ、小細工してて」


「そうなんですね」


「ゆっくり付き合わない?」



ドキン



≪この無邪気な笑顔が憎めない…≫



「えっ?私みたいな女の子なら…レベル高い女子…」


「君も十分可愛いよ」



ドキッ



≪ヤバイ…≫



「ゆっくりで良いんだ」



「………………」




私はゆっくり付き合ってみる事にした。



時々、出掛けたりして、彼の良さが分かり私は恋人として付き合う事にした。



学校帰り、待ち合わせをして一緒に帰ったりしていた。



ある日のデートの日。


「恵祐」


「成美、ごめん、遅くなって」



そう言うと、ぎゅうっと抱きしめられおでこにキスされた。



「きゃあ…ここ…外だよ…」

「待たせたから、御詫びのハグとキスしただけだよ」



「行こう!」



私の手を握る。


「恋人繋ぎして良い?」

「う、うん…」




自分の想いをストレートにぶつけてくれる。


私は彼にどんどん虜になっていく。




「成美、こういう服、似合いそうだよね?」


「えっ?」



とある店のショーウィンドーに並んでいる洋服を見て恵祐は言った。



「成美、可愛いし、色白いし」



ドキン



「恵祐…そ、そうかな…?」

「そうだよ。絶対に似合うって」

「ありがとう」


私達は1日デートを楽しんだ。











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