第19話 歌について

 ふふ…おじさんも流行りの話題に載って、ぐだぐだと語ろうかと思ってね…。

「歌の何について語るのよ」

 最近の歌で大人に対して「うるさい」って歌ってるのが流行っているらしくて…。

「あぁ…聞いたことある。正直、大人が歌に対してあーだこーだいうこと自体、うるさいなって思うよ」

 いつの時代も、大人は子供にケチをつけたいのさ。そんで子供はそんな大人に反感を持つもんだよね。様式美だよね。つまりはお約束。

「おじさん的にはどうなの?」

 おじさん的には…良いね!大人を気にくわないのはいつの時代の若者もそうだからね!若者が元気な証拠だよ。

「あ…賛成なんだ…」

 正直、おじさん世代が結構、問題ありだったからね。成人式に暴れたりとか…。大人に対して「うるさい」どころか「くたばれ」って歌ってたし。でも、さらに上の世代はバイク盗んで窓ガラス割っていたからさ…正直、今の子供たち…お前らに言われたくないって思って当然なんだよなぁって思う。

 こうなってくると、次の世代はどんな言葉で大人を罵るのか、ちょっと楽しみだよね。

「大人に、わからない言葉で罵りそう」

 うーむ。ありえる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る