Xmasのいかがわしさよ。

2020年12月25日掲載


ハッピーハヌカー!


本日は12月25日でございます。つまりクリスマス。


ちなみに何故メリークリスマスではなくハッピーハヌカーなのかと申しますと、特に意味はございません。


ハヌカというのはユダヤ教のお祭りでして、キリスト教のクリスマスに近い時期に行われるもので、ざっくりといえばユダヤ教版クリスマスみたいなもの。


この記事はハヌカを紹介するためのものではございませんから詳しくは割愛いたしますが、ハヌカとクリスマスの違いは、キリスト教のクリスマスが毎年12月25日、イエス様の生誕をお祝いする記念日ということになっておりますが、ハヌカの場合はユダヤ暦の9月25日(大体12月の半ばくらい)から8日間掛けて祝うお祭りのようです。


イスラエルはともかく、ユダヤ教徒もキリスト教徒も混在するアメリカでは、同じシーズンのお祭りということで結構ごっちゃになっているようですが(日本ほどじゃない)、実はかなり性質が違うお祭りでして。


何がと申しますと、クリスマスが一日だけでハヌカが8日間というものもちろんそうですが、我々日本人が想像するツリーにプレゼントといったクリスマスの代名詞はハヌカにはありません。


ハヌカではハヌキアと呼ばれるハヌカ専用の神聖な燭台に9本の蝋燭を立て、初日は種火を合わせて2本、残りを一日一本づつ火を灯して過ごすのだそうで。何で蝋燭かと気になるあなたはハヌカで調べてみてください。


しかし蝋燭に火を灯すだけじゃ寂しいと思いませんか? 大丈夫、それだけじゃありません。


ハヌカもクリスマス同様に家族と集まってクリスマスソングならぬハヌカソングを歌ったり、ハヌカの時だけの遊びがあったり、何よりクリスマスといえばご馳走! ハヌカにも豪勢なご馳走が出てきます。


私は何年か前に、アメリカでユダヤ人の家庭に招待されてハヌカを一緒に祝福したことがあります。


その時振る舞われた料理の美味しさときたら!


ハヌカ料理って結構日本人の味覚にも合う味でして、特にポテトパンケーキのようなもの(名称ど忘れ。無念!)が美味しかったのを覚えています。


後はスフガニアと呼ばれる揚げパン。というかドーナツ。ふわふわの生地の中にジャムが入ったジャムドーナツみたいなもの。


あれはなんかアメリカ人向けっぽくて好みは好き好きと言った具合ですが、私には悪くなかった。


結局ハヌカもですね、家族で楽しく歌ったり食事をしたり、クリスマス同様に楽しいイベントでした。


ただやっぱりね、どうしてもクリスマスって聞くとプレゼントないのは寂しいじゃないですか。多分私の日本人的な感覚でそう思うのでしょうけど。


でも気になっちゃって、招待された家の息子さん(13歳くらいかな)に聞いてみたんですよ。「やっぱりプレゼントとか欲しい?」って。


そしたら彼は遠くを見つめて「他の家の子が羨ましい時もあるけど、うちはうちだから」と言うんです。


まぁなんとしっかりとした少年だこと、と私は感心しました。アメリカですから、周囲はプレゼントだなんだとドンちゃん騒ぎしてる中、子供だから羨ましいと思うのは当然でしょうに。


こればかりは宗教の違いが大きいので余所者がどうこう言う話題ではありませんがね。


因みにその家はかなり厳格なユダヤ教徒でしたが、ゆるい(って言い方すると少し違うけど)家ではハヌカでもプレゼントを送ったり、ツリーを立てたりもするそうですよ!





さて、最近は何でか枕が長くなりますが、表題について。


別にね、いかがわしいって言っても性的にとかそんな話題じゃないんですよ。近年日本じゃ性の6時間だなんだって言うでしょ?


勘弁してくれよ……。


こんな公の場所で性の6時間について語る訳ないじゃないですか。小中学生もカクヨムにいるってのに。


私はね、良識ある大人なのです。


そりゃあ夏頃にね、表現が過激だとカクヨム運営様に怒られて一部エピソードを非公開にしたこともありますよ。でもね、人間そうやって成長するのです。大人だって成長するんですよ?


だから下ネタと田代まさしの話題は小中学生がいる場所ではしないと決めたのです。


まぁ、高校生には田代まさしの話をしてもいいかな(殴


そんなことよりですよ、私が小中学生と高校生、そして学生諸君や成人諸氏に声を大にして言いたいこと。それは……



Xmasってなんやねん!


ってことです。


いやいや違う! クリスマスは知ってるの! そうじゃなくてですよ、私が文句言ってるのは「Xmas」て文字になんです。


だってクリスマスって英語で書いたら「Christmas」でしょ? なんやねん「Xmas」って。


キリストのマスだからクリスマスなのに、肝心のキリストの名前をXにしたらエックスマスやないかい。


なんやねんエックスマスって。

一字変えたら◯◯◯マスやないかい! 


一字変えたら三文字伏字にする必要に迫られたよ! 


もう「マス」って言葉もアウトに見えるよ! ◯◯◯◯◯やないかい! 

どないすんねんほんま!


まぁね、分かるよ。ただの言いがかりだよ。理由は知らんけど、日本じゃXmasでクリスマスなんだよね。知ってるよ、僕も日本生まれ日本育ちだから。


ですが、これやばいですよ。だってクリスマスって本来キリスト教のお祭りでしょう?


なのにChristmasのChristをXに変えちゃってる訳ですよ。Oh Jesus!


Xって言うのは数学とかでよく使う、簡単に言えば数字の伏字じゃないですか。Xは2かなぁ、3かなぁ的な時に使うアレ。


ってことはですよ。つまり日本はChristmasのChristを伏字にすることで、一体誰の生誕祭なのか分からないようにしているってことじゃないですか。早瀬久美の誕生日? 引退したの何年前だと思ってんねん!


話は少しズレますがね、私このコロナ禍の自粛中に暇でキリスト教の宗教史を勉強していたのですが、キリスト教の歴史超怖いよ! 十字軍怖い。特にドイツ騎士団。お前ら狂ってるよ!


つまりですよ、キリスト教徒ってのはおっかないです(およそ千年前基準)。


そんな彼らが信仰するイエス様の名前を、よりにもよって隠してしまうなんて!


ああなんてことを! あんた! 第十次組まれたらどうすんのさ! 十字軍が来たら家も金も家畜も軒並み奪われ燃やされちまうんだよ! よく死ぬ異教徒だけが良い異教徒なのですよ。


助かりたくて改宗しても無駄ですよ。第四次十字軍の例があるもの。つまり十字軍に目をつけられたらそこで終わりなのです。……十字軍さんちょっと野蛮過ぎない?


日本人は十字軍組まれる前にXmasからChristmasに直しましょう。生き残る道はそれしかない。十字軍案外弱くね? って指摘は無粋です。キングダムオブヘブン見てこい!


まぁ冗談ですよ。ぶっちゃけまぁ、キリスト教徒が少ない日本で、誰かの生誕祭だと言われてもピンと来ませんからね。


Xmasってことにしておくことで純粋にお祭りとして楽しめますから。異教徒の我々でも楽しめるように配慮された、むしろ優しさすら感じます。


ところで最近はアメリカなどではメリークリスマスと言わないそうで。代わりにハッピーホリデーと言うらしい。


何でも世の中にはキリスト教だけでなく、様々な宗教の人がいるのだから、キリストの生誕を祝うChristmasではなく、全ての宗教の人が25日のクリスマスを楽しめるように配慮したとのこと。


……あれ? 意外と日本進んでる? 


でもなんかあれですね。せっかく世界の半分以上でクリスマスが定着しているのに、メリークリスマスって言わないのはなんか寂しいですよね。


だからメリークリスマス残しのXmas表記。これを世界標準にすべきなのです。


従わない国には十字軍派遣で(笑)


あ、ハヌカはハッピーハヌカーでいいです。モサド派遣しないで!





さて、クリスマスといえば「枯女が異世界転生したら(略)」はいかがでしょうか。


ここまで書くのに元気使い果たして宣伝する余力もありゃしません。宣伝するためのコラムなのにありゃりゃという感じです。そういや今日は特にオチも弱いしね(笑)


ま、ともかくハッピーホリデー!

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