【裏話・その他】

【曰くつきでもお任せください!】より

何でも食べちゃう妖怪のお話の裏話①

 さて、無事に読者選考も終わりましたので、ここから先は★の数からPVやらに一喜一憂することなくのびのびあれこれ出来ますね。とはいっても、あともう数週間後には『日常生活粉砕月間(KAC)』が始まりますので、もうほんと束の間の休息よ。


 まぁ、KACはね、どんなお題が出るかなんてガチでわかりませんし、蓋を開けてみないとなーんにもわかりませんので、いまここでやれることなんてないです。一か八かで短編を作ったって使い回せるかどうかなんてわかりませんので。それよりはもうこの束の間の休息期間をね、十分に楽しみつくしてやろうということで、今回のカクヨムコンに出しておりました、


『曰く付きでもお任せください! 開かずのナニカお開けします! 〜何でも食べちゃう見た目天使の悪食、ボス激LOVEのやや獰猛なボク(獏)っ娘と共に男装鍵師のお手伝い?〜』

https://kakuyomu.jp/works/16817330647925552802


 こちらのね、裏話をさせていただこうかと思いまして。裏話というか、ボツ展開というか、まぁそんな感じです。しっかり完結させちゃったので、もう日の目を見ることはない部分ですから。供養供養。


 まずはタイトルです。

 タイトルについては、実はこれは仮題でした。しばらくずっとこれで描いてたんですけど、「言うほど曰く付き開けてるか?」と疑問が拭えなくてですね。それで、もう消しちゃったので忘れちゃったんですけど、本当は『秋芳君はお腹いっぱい食べたい』ってやつでした。それ+『~』の副題ですね。忘れちゃったのは副題の部分です。確か、ボス激LOVEの獏っ娘にお世話されてる的な感じのことを書いてたはずです。ただまぁ、なんやかんやあって(詳しくはエッセイ『第1380話 成る程、こういう風にね』の方を読んでくれよな!)変えたわけです。そんで、もったいないので、『秋芳君はお腹いっぱい食べたい』については最終話のタイトルにしました。


 さて、内容です。ここからは色々とネタバレ的な話も入って来ますので、本編を読んでない方は急いで読んできてください(鬼かよ)。

 

 構成は全3章で、さらにそれを4つに分けて、4話ずつの計48話、おまけの番外編やら何やらで、まぁ60話行かない感じで終われば良いな、なんてざっくり考えておりまして、1章目は順調でした。完結作とほぼおなじです。2章目も、途中までは同じです。杣澤君が余計なことをして『開かホニャ』なるテレビ番組に出演します。最初は杣澤君に開けさせるところも同じです。


 が。

 ここからです。

 

 割とあっさり杣澤君とバトンタッチした伏木さんは、その金庫を開け、中を確認するや否や「クソッ、これは違った!」と落胆するのです。


 どうです?

 気になる展開でしょう?

 えっ、伏木さんは一体何を探しているの!? 岡女金庫との関係とは……? って。


 あのね、私も知りたい。

 皆さん知ってるかどうかわかりませんけど、宇部さんは基本的にほぼほぼノープロットで、その場の勢いで書きます。その場の勢いで、伏線とかも張ります。回収作業が大変大変。


 ただまぁ、書いてるうちに何か浮かぶだろうと思って、書き続けました。とりあえず、中に入っていた塊は秋芳君が食べて、相変わらずそれがグロすぎたために映像はお蔵入りになり――、で『開かホニャ』編は終了です。ちなみにこの時は美冬綾人君と、千石英梨ちゃんの名前は特に出ていませんでした、人気俳優とかアイドルとかその程度でしたね。


 あっ、ちなみに、お気づきの方もいてとても嬉しかったんですけど、この美冬君、ゆあんさんの自主企画『筆致は物語を超えるか』の『雪を溶く熱』に登場した彼です。彼はニチアサの特撮レッドで大ブレイクし、売れっ子俳優になっています。


 多々良が彼について説明するシーンの、


「ルームシェアしている幼馴染みの俳優さんとコラボカフェとかにも行きまくってるみたいです」


 この、『ルームシェアしている幼馴染みの俳優さん』はもちろん、その『雪を溶く熱』の秋人君ですね。彼も、美冬君ほどの売れっ子ではないにせよ、俳優として頑張っております。二人はとても仲良し(意味深)です。


 それと、これはさすがに気付く人はいませんでしたが、千石英梨ちゃんも別作品に出て来るアイドルですね。ただ、その別作品でもほぼモブです。トップアイドルなんですけどね、『ふじ色ガールズAエース』というグループのセンター的な子です。はい、完全に『ももいろクローバーZ』のパクリです。


 さて、戻ります。


 あまりにも伏木さんの様子がおかしいということで、疲れてるんじゃないのかな? と思った秋芳君は、きっとこれだけ疲れていたら今日は悪夢を見るだろうし、それは可哀相だからと多々良に伏木さんの夢を食べるように命じます。


 で、多々良が伏木さんの夢の中に入りますと――、

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