第10話
ハイスネークの討伐が終わり依頼の報告をするために今はギルドへ向かっている。因みに手紙の3枚目の力がどんなものか気になってこっそりハイスネークの肉を食べてみたが、何か特別毒を扱えたりするようなことは無く何も変化がなかった。もしかしたら何か条件があるのかもしれない。(てゆーか神さまちゃんとその辺まで教えてくださいよ)
「はぁ」
不味かった肉を頑張って食べたのに何の成果も得られなかった事でため息が出てしまった
「どうしたカルト?まさか2体目の時に受けた傷が痛むのか」
ルトさんのその言葉で忘れようとしていた2体目との対決が頭に浮かぶ。
「いや確かにモロに食らったしまだ少し痛いけど大丈夫だよそれは」
1体目と同じように2体目も毒の玉を出してきたら避けて倒そうかなと思ったら一気に近ずかれて腹を尻尾で弾かれたのだ。まぁすぐにルトさんが助けに入ってくれたけど。
「そうか、まぁでも報告が終わったら宿に行くからとりあえず休んでおけ」
「はーい」
僕は答える。僕の横で肉の塊にかぶりついてるアルマを無視して。
いや最初見た時に聞いたんだよ?「どうしたのそれ?」ってそしたら「美味しそうだから焼いてみた」だってさ、だからって見つけた途端火を吹いて丸焼きにするか?普通?ワイルドすぎんだろ
「なんか色々疲れたな宿に着いたらゆっくり休めるといいな」
そう願ってギルドへ向かう。
てゆーかもう着いた。
「これで受付の人に引き抜いた魔石を渡せば依頼終了だ。報酬もすぐに貰える」
「どれくらい貰えるの?」
お肉を食べ終わったアルマが聞く
「ハイスネーク1体につき銀貨2枚だからまぁアルマの食費3日分位かな」
なんだその計算答えがアルマの食費で出てきたぞ
「なるほどわかりやすい」
わかったのか、俺あんま伝わんなかったけど
まぁ銅貨(僕の1食)10枚分で銀貨1枚だからそんな感じか。
てかあれアルマ食いすぎじゃね?それじゃあ
「依頼の報告に来た」
色々考えているとルトさんが受付さんにお願いしていた
「はい、依頼達成おめでとうございます」
そう言って銀貨を10枚ルトさんが受け取って来た。
「初めての報酬たぞ、大事に使ぅんだぞ」
そう言ってルトさんは僕とアルマに5枚ずつ銀貨を手渡した。
「うん、大切に使う」
とアルマが答える。
「僕は、どうしようかな?何も決めてないな」
正直これで何が出来るかも分からないし
「そうか、じゃあそれならいつか見つかる時まで取っておけ」
そう言ってルトさんは宿の方へと歩き出す
「じゃあそうする」
そう言って僕とアルマもルトさんについて行く。
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