第5話 救い

 ――僕の家では母さんと父さん、そして兄弟達の六人で葵葛国の外れの森の奥で静かに暮らしていた。

 この国では獣人に対する差別が深刻化していて、とてもじゃないけど人間のいる街には働きにも、食料を買いにも行けない。

 そんな中でも、父さんが必死に毎日の食料を狩りに行き、母さんが家事、僕達四人の兄弟はそんな両親の手伝いや、各々が出来る事をして毎日必死に生きていた。


「――! そろそろ俺は今日の食料を取って来るから、母さん達を頼んだぞ」

「うん。…父さん、気を付けてね」

「あはは! ――は心配症だな! 全く、まだ幼いってのに…。苦労させて悪いな…」

「何言ってんの! 僕は大丈夫だよ!」


 その頃はまだ僕にもちゃんと名前があったし、ちゃんと喋る事が出来ていたと思う。獣人は育つのも早い為、生まれて一年もすれば人間で言う十歳の子どもが出来る事は大体出来る。

 だからこそ父さんや母さんの事を手伝ってやれた。


 決して裕福ではない、寧ろ貧乏過ぎるぐらいだったけど、確かにそこには僕達にとっての“幸せ”があった。


 ――あの日までは。


 その日も僕はいつも通り狩りに出かける父さんを見送り、家から少し離れたところで薪割りをしていた。


「…! ……だ! ……を……ろ…」

「……て!」


 その日だけは何故か少しだけ家の方が騒がしかった気がする。

 今思い出せば、あの時微かに聞こえた声は何か争うようなものだったのに、その時の僕は気にもしなかった。


 それがいけなかったんだ。


「……かあ、さん…?」


 夕方近くに薪割りを終え、いざ家の中に入って見ればそこらじゅうに広がる血。

 無惨にも四肢を切り落とされ、散乱した何かも分からない肉の破片。

 その悲惨な現場の鉄臭い匂いが瞬間的に脳に刻み込まれた。


「嘘、だろ…」


 辛うじて分かるのは母さん達が着ていたであろう着物の切れ端程度。

 それほどまでに母さん達はバラバラにされていたのだ。


「この布の服を着ていたのは確か母さんで…これはりん…これはりお…あれ、りとは…?」


 母さんと三男のりん、長女のりおの着物の服は確認する事が出来た。だけど二男のりとだけは見つからなかった。


 誘拐されたのかなんなのか…。

 今まで人間にこの家の場所がバレた事がなかっただけに、こうして家族が殺されたと言う事実にとてもじゃないけど僕の頭じゃ理解が追いつかなかった。


 一瞬、りとが母さん達を殺したのかという憶測も頭に浮かんだが、即座に振り払う。

 違う、そんな訳がない。りとは家族思いの優しい奴だ。こんな惨い事をする訳がない。

 じゃあ誰が? と聞かれれば僕の頭に浮かぶのは「人間」の二文字。


 人間の力を考えても少なくて二人以上はいる筈。

 いくら獣人の女と言えど、その力は人間の男でさえも上回る。それは獣人の子どもでも同じこと。

 獣人だからという理由だけで殺される事もあるのだと、生まれた時からずっと言い聞かされてきたから、その線が濃厚だ。


 (あぁ…人間が恨めしい。僕たちが何をしたって言うんだ)


 身の内から沸々と湧き上がってくる人間に対する憎悪に、思わずそこらにあった椅子を力の限り蹴飛ばした。

 石造りの壁に当たり砕けて行く椅子を見ていると、後ろからザッと足音が聞こえてくる。

 父さんだろうか…。

 そんな一瞬の安心感も、振り向いたと同時にどこかへ吹き飛んだ。


「あ、おいまだ一匹残ってんじゃねぇか! たくっ、これだからしっかり確認しとけって言ったのによ…」

「はぁ!? マジかよ…もう殺すのは疲れたし、奴隷商人にでも売ろうぜ」

「そうだな」


 振り迎えって見ればそこに居たのは、三人組のガラの悪そうな人間の男。手には血の付いた斧や鎌を持っていたから、瞬時にこいつらが母さん達を殺したんだって分かった。

 そこまで考えてからの僕の行動は一瞬だった。


「ぜったいっ殺す……!!!」


 ダンッと力強く地面を蹴り一番近くにいた男に飛びかかり、顔面を思いっきり殴った。

 どうやら綺麗に攻撃が入ったようで、目の前の男は苦しそうに声を漏らす。


「クッソ! ガキが!」


 キレ始めた男に椅子を投げつけてから一旦男たちとの距離を取り、また一気に距離を詰め再び攻撃を仕掛ける。…予定だったのだが、僕が冷静じゃなかった。あっという間に別の男に後ろから殴られ、そのまま床に倒れる。


「獣人とはいえガキにやられてんじゃねぇよ」

「ゲホッ…、あぁ助かった。わりぃ」

「だっせ。お前もうちょい鍛えたら?」

「うっせぇよ! あーあ! 分かったからもうコイツ運ぶぞ」

「へいへい」


 …あぁこんなんで僕の人生は終わるのか。

 奴隷になんてなったらもう幸せになれる事なんてない。物と変わらない扱いをされて最後には飢えて死ぬだけ。最悪悪戯に殺されるだろう。

 男に運ばれている間にもそんな事を考えながら目を閉じた。


「――起きろ!!」

「っ‥‥」


 次に目を覚ました時にはいつもの家ではなく、見知らぬ所で縄に縛られていた。

 両足両手を縛られていて、床に転がされている状態だ。

 所々から錆びた匂いや苔臭い匂いが漂ってきており、とても居心地が悪い。

 さらに灯りは蝋燭が少ししか設置されていないらしく、全体的に建物の中が仄暗かった。


 声の方を見れば、昨日とはまた違う風貌の太った男が立っている。

 昨日の三人組よりは多少装飾の付いた着物を着ており、手には鞭が握られていた。おそらくコイツがアイツらの言っていた奴隷商人とやらなのだろう。

 こちらをまるでゴミでも見るかのような、冷え切った目で見ており今にも背筋が凍りそうだ。


「たくっ、いつまで寝ているんだ! 私は暇じゃないんだぞ!」

「ぐっ」


 理不尽にも怒鳴り散らし、鞭を叩きつけてくる男を前にしても、手足を縛られているせいで反抗が出来ない。しかも昨日の男に殴られた時とは比べ物にならない位の痛さのせいで意識すら朦朧としてきた。


「やめ…ろっ」

「誰に向かって口を聞いているんだ! 私に向かって“やめろ”だと? このっ」


 それからも鞭で殴られては気絶し、目を覚ましてはまた殴られ、奴隷商人曰くの躾が始まった。

 勿論一度でも反抗すれば鞭打ちだし、とにかく人間に対しての反抗心を削がれ、人間に尽くすようにと洗脳に近い事をされた。

 ロクに食事を与えられることもない為、どんどん体が痩せて行く。今まで感じた事も無い空腹感にとても恐ろしくなった事を今でも覚えてる。


 そのままあっと言う間に一年が過ぎ…。

 奴隷商人の“躾”のせいもあり、真面に喋れなくなっていた僕は、その日も奴隷商人の言いつけで雑用をこなしていた。

 基本的にはその家の従者に押し付けられた雑務をこなすだけなので、僕にとってはとても容易い仕事だ。


「おい! 白髪の獣人! 旦那が呼んでるから今すぐ居間に行け!」

「は…い」


 すれ違った奴隷商人の部下と思われる男に言われ居間に向かうと、そこには見知らぬ人間が来ていた。

 奴隷商人の着ている者よりも遥かに上等な着物を着ているその人間は、空に向日葵を浮かべたような不思議な瞳をしていて、威厳に溢れている。きっとどこかの偉い人なのだろう。


「いや~二ツ神様、まさかウチに獣人を御所望なさって頂けるとは! 私としても鼻が高いですよ」


 いつになく上機嫌な様子の奴隷商人の口調に、だんだん嫌な汗が流れてくる。

 相変わらず不思議な瞳をした男は黙りこくって奴隷商人の言葉を聞き流しているが、問題はその男の目線だ。

 真っ直ぐにこちらを見据え、まるで品定めでもするかのようにジッと見てくるのだ。

 正直言って怖いし、ハッキリと僕達獣人に対しての嫌悪を醸し出している。


「しっかし…、二ツ神様はお目が高いですな~。それは最近入った上玉ですよ、力も強いし顔も良い。オマケに傷の治りも他の獣人とは比べ物にならない程早いんです。今ならたったの一千万でお譲りする事が出来ますよ」

「…ではこれにしよう」

「毎度あり」


 仏頂面のまま懐から見たこともない程の札束を出した人間の男は「さて…。」と声をあげながら立ち上がった。


 僕は今この瞬間、この男に買われたのだ。

 一千万なんてとんでもない大金を懐に入れていたのも気になるが、そんな事なんて気にしていられない。


「……お前にはこれから娘の忠獣になってもらう。喜べ獣人」

「は……」


 そのまま話は進み、僕はいつの間にか高そうな装飾の付いた馬車に乗せられていた。訳が分からない? そんなのこっちだって言いたい。

 訳が分からない。


 壁には所々に金の花の装飾が施されており、僕が座っている所も嘘みたいにフカフカで、とても肌触りがいい。

 …なんて現実逃避をしてても状況は変わらない。


 よりによって忠獣。

 よりによってこの国の御三家のうちの一つである二ツ神家。

 最悪だと言う以外になんて現せばいいのだろう。


「日和、今日からコレが我が家の忠獣だよ」


 付いて来いと言われ、逆らう事もせずついて行くと、子ども部屋のような場所に着いた。

 一部屋だけで一つの家族が生活できそうなほど広い部屋にはポツンと少女が佇んでいる。

 僕を買った男と同じ、大空に向日葵を浮かべたような不思議な瞳をしていた。瞳の周りの部分は綺麗な靑をしているのに、中心に行くにつれて黄色くなっている。

 茶色い長い髪を三つ編みにして前に流しており、見た目はただの可愛らしい少女だったが、なんとなく歳相応と言った雰囲気はなかった。


 なんと言うのか…こう、大人っぽいと言うのだろうか。

 とても人間の五歳の幼子には見えない程、妙に落ち着いた雰囲気を持っており、どことなく異様な感じだ。


「――えっと、君の事はなんて呼べばいいかな…?」


 僕を買った男が出て行った直後、女の子は僕の名前を聞いて来た。

 普通の人間ならこちらの名前なんて気にすることなく適当に呼ぶだろうに、この女の子はさも当たり前かのように僕に名前を聞いた。こんな事もあり得るのかと思う程には驚いた。


 先ほどあの男に獣人とは何かと聞いていたようだし、そもそも僕たちの事すら知らないのか……?


「興味が無いと思った」と拙い言葉で微妙に皮肉を混ぜて言ってみても、目の前の女の子は特に気にしていないようで、何も咎めようともしない。

 奴隷商人のあの男であれば、真っ先に気付いて罰を与えて来ていた所だろう。

 だけどこの子は何もしないどころか、僕に対しての同情を表情に滲ませている。

 まだこの子の本心が分からない為、鈍いから気付いてないのか、心が広いから許したのかさえ分からない。


 ……出来れば前者であってほしい所だ。


 その後も……。


「えっと…取り敢えず名前は後で決めるとして…まずはお風呂に入ろうか。服も新しいのにして、手当てもしないと」


 そう言いながら僕の手を掴もうとした手を反射的に振り払って怪我をさせたり…。


「ごめんっなさ……」


 見っともない姿を見せても全く嫌な顔一つしないこの子は、本当に僕が今まで見てきた人間なのか本当に疑わしいほどだった。


 気絶した僕を態々自分の布団に運び、看病だってしてくれたし、奴隷商人に奪われた名前の代わりに僕に新しい名前を与えてくれた。

 わざと怖がる振りをして「一緒に寝てくれ。」とふざけた事を言っても、決して突き放すことはせず受け入れてくれる。

 まるで、神様のようだ。

 人間に対しての恐怖心が消えるのはまだまだ先の話になりそうだけど、いつかこのお返しを出来たらと思えた。



「――誰か! 怪まぼり様達を呼んでください!!」


 だから、苦しんでいる日和様を見てとても心が痛んだのだ。

 璃藍さんが必死に人を呼んでいる中、僕は隣で日和様を抱えている事しか出来ない。なんて無力なんだろうか…。


 そんな自分の無力さに怒りを覚えた時だった。


 男らしい、低い声が耳に届いてくる。何処か落ち着きと余裕が含まれているような声の質に、思わず振り向く。

 淡い橙色の瞳に青味のかかった黒い髪、穏やかそうな笑みを浮かべる男はいかにも色男と言った風貌だ。

 風に揺られるたび薄茶色の着物の下に見えるのは、作務衣のもんぺらしき物で、胸元は少しだけ晒されており、服装だけで色気が漂ってくる。

 腰には柄の装飾に国名の花である昼顔の花が施されている刀があり、年は璃藍さんと同じくらいだ。

 その男が近づいて来たかと思うと、あのまま気絶してしまった日和様に手を翳した。


「……ああ、これは怪異だね、俺の専門分野だ。運がいいよ君。…うんうん、なるほど……、原因は『がたがた橋』の一種のようだ。多少精神的に弱りはするけど特に害はないよ。このままこれを持ってまっすぐ帰ればいい」


 そう言って身動きが取れない日和様の変わりにと思ったのか、男が僕の手にお守りらしきものを握らせた。

 見た目はただのお守りのように見えるが、何故かずっしりと重量があり、石でも入れてるんじゃないかと思う程だった。


「見たところ、疲れが溜まっている所に亡者の怨念が混ざってしまったんだろうね」

「あ、あの…貴方は? もしかして怪まぼり様ですか?」


 困惑しきった様子の璃藍さんが男に話しかける。

 かいまぼり…生まれてからずっと長い間森で暮らしていた僕でも分かる単語だ。


 ここ葵葛国では他国に比べて怪という生物とも言えないような者が多く住んでいる。

 妖怪による人間や獣人に対してのイタズラも多少あるが、怪と比べると可愛い方だと言える。


 最悪人が死ぬこともあり得るのだ。

“獣人ならまだしも人間が死ぬのは忍びない。”当然そう言った意見が飛び交ったところで人間達が立上げたのが“怪まぼり”。

 読んで字の如く、怪異をむさぼり食うようにして滅する組織だ。


「ん? あぁ、そうだよ。俺が怪まぼりの一人、篠星しのづつだ。よろしく」


 そうふんわりと自分の名を口にすると、僕から日和様を優しく取り上げ、横抱きにした。取り上げたとは言っても僕に対する悪意などは全く感じず、寧ろいきなりの展開に戸惑う僕の事を気遣うように頭を撫でられた。

 されるがままジッと立ち竦んでいると、篠星さんはニコリと笑い歩きはじめる。


「家まで送ろう」

「え!? いえ、そこまでして頂かなくても…」

「…そんな事よりも、俺も名乗ったんだ、君達の名前を教えてよ。勿論この子のもね。歩きながらで良いから」


 のらりくらりと慌てる璃藍さんをかわし、篠星さんは飄々と前を行く。

 彼の片耳で揺れるのは、怪まぼりの証でもある片耳だけに飾られる札の様な耳飾りだ。そこには『篠星』と『無色』と書かれている。名前が書かれているのは分かるが『無色』とは一体なんなのだろうか。

 そんな事を呑気に考えていた僕の横で、璃藍さんは小さくため息を吐いた。


「…分かりました。篠星様が抱えていらっしゃるのが二ツ神日和様。私は日和お嬢様の世話係をしている璃藍と言います。そしてこの子は日和お嬢様の忠獣を担っている白佑です」


 真面に喋れない僕の事を気遣い、代わりに挨拶をしてくれた璃藍さんに並び、篠星さんに向かって軽く頭を下げる。


「二ツ神家の子どもに忠獣…か。これはまたとんでもないのを助けてしまったなぁ」

「…それにしても、先ほど仰っておられた“がたがた橋”とはなんなのですか?」

「あの橋は昔から地獄の橋とつながりやすくってね。特に感性の強い人間には。亡者たちの怨念が伝わってしまうんだろうね。度々こういう事があるんだ」


「その度に呼ばれるから、大変なんだよねぇ」とたいして思っていなさそうに呟く。……本当に心にも思っていなさそうだ。

 やはりどこか掴みどころのない篠星さんの様子にあたふたさせられながらも、しばらく歩いていると、元の家に戻ってきた。

 中にいた時も思ったが、外から改めて二ツ神邸を見ると本当に呆れるぐらい規模が大きい。

 篠星さんも同じことを思ったのか眠ったままの日和様を抱え直し、ひゅうと口笛を吹いた。


「それにしても……本当に大きい」

「当然です、二ツ神家は葵葛国を収める御三家の一つなのですから」

「いやまあ……それは俺でも知っているさ」


 力説するように話す璃藍さんに、篠星さんは苦笑いを零す。

 篠星さんの言いたいことはここまで大きな家がいるのかという話なのだろう。

 実際、表では葵葛国は裕福で土地も広く実りのいい土地として有名だが、その裏を見れば貧困問題がある。

 自分の暮らしさえよければ他は良いのかと、その事を言っているのだ。

 日和様の教育係を担っている璃藍さんが知らない訳がないと思うかもしれないが、こればっかりはしょうがない。貧困問題は町の役人達が隠蔽しているから、現地に住んでいる者以外は知る由もないのだ。


「そうですか…私もまだまだ学ばなければならない事が多いようですね」

「君はまだ若いし、そこまで気にすることもないよ」

「……ありがとうございます」


 一通り話を聞いた璃藍さんは一瞬落ち込むように肩を落とすも、すぐに背筋を伸ばし、篠星さんを客室の様な場所に案内した。


「どうぞお寛ぎください。生憎日和お嬢様ま目を覚ましておりませんが、せめてお茶だけでも」

「うん、ありがとう。さすがは二ツ神家だ。茶葉もとんでもなく高価な物を使ってる」

「どうも」


 ニコニコと笑う篠星さんに返すように、璃藍さんも口角をこれでもかと引き上げ、笑顔を作る。

 何故か二人の間に火花が散っているように見えるのは、僕の気のせいだろうか…。

 なんとなくその場に居るのも気まずくなって来たので、こっそり部屋を出て日和様の寝ている部屋に向かう。


「しつれ…いします」


 あまり大きな音が出ないように部屋に入り込み、そっと日和様の寝ている隣に立つ。

 すやすやと寝ている日和様は起きている間に見せるような大人の様な雰囲気は持ち合わせておらず、歳相応のただの女の子にしか見えない。

 本当に、僕達獣人とは違い日和様はまだ五歳なのに、どうしてこんなにも大人の様な態度を取れるのだろうか。


 ――もしや本当は獣人だったり?


 ちょっとした好奇心が働き、日和様の髪を掻き分けて獣人特有の耳を探して見た。

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