第9話 群青色の朝焼け

朝が降る群青色の朝焼けが一番綺麗な如月の空


電線がドレミで揺れる群青の夜明けの空を運ぶ海風


朝焼けと夕焼けをつなぐ群青は地球色した空の不思議さ


シリウスがラピスラズリを割るように突如暗闇に朝が舞い降りる


眠い目を指でこすればマンホールも宙に浮いてるおぼろな景色


ヨアソビが歌う群青に決意決め生きてる限り空を詠むんだ


街灯の明るさを吸い暗闇は赤道上に朝を始める


首がのびて郵便ポストの根本咲く花弁少ないたんぽぽの花




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