第3話

「楽しかった?」

「うん」


 ペン介くんを見送って家に入った後、私はペンちゃんに聞いた。するとペンちゃんは明るい声で返事をした。


「そう、良かったわ。ママもよ」

「良かったねママ」

「そうね」


 ペン介くんは、いつも私たちに優しくしてくれる。彼のおかげで、ペンちゃんはいつも楽しそうに生きている。

 そう、彼がいなくても……。

 大丈夫。私たちは元気にやっていると思う。

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