第14話 信じる心
学校裏の
なぜ鳥居を増やしたのか、
「その鳥居も豊作に対する御礼だったんだろうけど、きっと人々の願いが強すぎたんだな」
「どういうこと?」
「感謝するだけじゃなく、自分たちの土地だけ実り豊かにしてくれとでも願ったんだろ」
二十年前、この地方一帯が台風によって甚大な被害を受けたが、
「もともと、
「二十年?」
「くらいかな。で、
歩きながらの説明だったが、シオの一言で
「ぼく?」
「そう。封印を破っただろ」
シオはかまわず歩きつづけ、
「あの、四角い紙?」
「あと、油揚げな。
「そんなの、だれだってできるだろ。なんでぼくが」
「そんなことない。なにより、信じる心が大事だから、まず、見えるってのが肝心なわけだ」
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