第13話 夏だしプールに行こう。その2
そして、迎えた。プールへと行く日
天気はプール日和だ。ものすごく暑い。前回水着を買いに来た時よりも暑かった。
俺は、前日に準備をしておいた荷物を持ち外へ出る。
「よぉ!」
「おはよ」
と、そこには柳と海斗の姿があった。
俺も軽く挨拶をしプールへと向かう。場所は少し遠いがかなり広いプールだと柳は言っていた。
中々に楽しみだこんな暑い中プールに行けると言うのは
「そういえば、海斗って最近彼女できたんだって?」
「えっ、マジで?」
海斗に彼女って、確かに海斗はそれなりに顔は良いし頭もいい
いつかは出来るだろうと思っていたがまさか先を越されるとは思っても見なかった。
そう考えていると海斗が口を開く
「出来てない。協力関係を気づいている人がいるだけ」
「協力関係?」
「今は言えないけどいつか分かるんじゃない?晴空が彼女出来る頃には」
それは、まだまだじゃねーか
俺は、苦笑いしつつ目的地の場所へと向かった。
そして、遂についた。
長かった。ただようやく着いた。
俺は、着いた嬉しさのあまり声を上げた
「ついたぁぁぁ!」
「ついたぁぁぁ!」
そんな事をする奴は隣にもいたようでそちらを見る。そこには甘栗結衣がいた。
何故貴様がここにいる。そう思わずにはいられなかった。
「なんで、甘栗がいるんだよ」
「知らねぇーよ。お前の彼女だろ」
「彼女ちゃうわ!」
どうしてこうなった。
その後、何故か海斗が珍しく甘栗を誘った。『せっかくだし甘栗さん達もどう?』と陽キャかよ!そして、それに甘栗の連れであろう桜葉月と言う少女がうなづいた。
おかしな事になったもんだ。
俺達は着替えが終わり
プールへと向かう。そこはかなりの人がいたが遊べないという酷でもないだろう。
「待って、晴空。甘栗さん達待たないの?」
待つのかよ!
あぁ、結果的に免れないというわけか。
これで、噂に拍車がかかったら2人に何をしてくれようか
「せーんーぱーい!」
と、甘栗と桜葉月と言う美少女2人組がこちらへ走ってきた。
甘栗の方は可愛らしいフリフリのついた水着を来ていた。ほんとに来てきたのかよ!
そして、もう1人はホントに高校生かよと思うぐらいにでかかった 。何がとは胸がである。彼女の方はシンプルな白のビキニを来ていた。ただ、あまり肌を晒すのが好きでは無いのかジャケットを羽織っていた。
隣に立つ甘栗とはえらい違いである。
人目見ただけで違いが浮き彫りになる。桜さんの方はジャケットを羽織っているがそれでも胸の大きさは隠せていなかった。
「先輩、なんか考えてません?」
「考えてない」
と、彼女がムッとしたように聞いてきたのでそう答えると、まぁいいやと言うように切り替え
「それより、先輩どうですか?今日の服装は」
と、ありもしない胸を強調しながら言う。
可愛らしいと言えば可愛らしい。
と、甘栗の方を見るとワクワクしながら待っていたので
「カワイイヨ」
「なんで、棒読みなんですか?」
と、ジト目で言われた。
すると、後ろから柳に手を掴まれ、そして引かれた。
「おい!これで、付き合って無いとか嘘だろ!」
「真面目だ」
と、答える。
ただ、質問に答えただけでこうなるとは理不尽極まりないな
「ま、それより遊ぶか」
と、柳はさっきまでブツブツとなんか言っていたが切り替えた。
そうだろ。ここまで来て遊ばなかったら終わりだろ
「よし、泳ぐか!海斗も行くか?」
「泳げないからいい」
と、柳が声をあげる
そして、海斗からは淡白な答え。海斗は泳げない
というか、運動全般か苦手らしい
「よし、俺も行くか。」
そう思い。向かおうとするが
海斗が俺の手を掴む。
そして、この場にいる5人に向かい
「せっかくだし。ゲームをしよう。罰ゲームありの」
俺は嫌な予感がした。
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