第8話 美少女後輩とデートへ行く。その2

その後、俺達は目的のパフェ屋へ向け歩き始めた。

昨日調べた情報によるとパフェ屋というより喫茶店に似たような感じらしい。そこのパフェが絶品のようだ。

その事を甘栗に説明しながら歩く

すると、甘栗が


「へぇー、せぇんぱぁい。そんなに調べてるって事は私とので、でーととても楽しみにしてたんですか?」


まぁ、確かに傍から見たら楽しみにしてたように見えるか。別に楽しみにしていない訳では無いが、別の店に入ったら嫌だからという理由なんだが


「まぁ、そうだな」


ここら辺はこう言っておくか

楽しみにしていない訳では無いからな

すると、彼女はそのまま無言になって早歩きになった。

さっきまで生き生きしていたのに急にどうした?と思いつつも彼女に歩幅を合わせ目的の場所へと急いだ。


そんな感じで目的の場所はへと到着した。

店内はまぁまぁ賑わっていた。

一様この店は新しくできた店だから入ってみようと言う人もいるらしい。

ネットでも未だあまり知られてない。隠れた店みたいな感じだ

すると、奥から


「えーと、二名様ですね?」


「はい、そうです」


店員さんがやって来たので、受け答えをする。

と、席の案内を待っていると


「今なら恋人の方向けで割引をしているのですが、カップルの方ですか?」


「えっ?」


と、店員さんからぶっ飛んだ事を言われた。

俺がどうしようかと悩んでいると


「は、はいそうです」


と、甘栗が答える。

ちょっ、何言っちゃんてんのこの子。


「わかりました。こちらへとご案内します」


と、席の方へと案内される。

まぁ、いいか。割引される訳だし

そして、席の方へと座る。彼女も俺の正面へと座る。

彼女の顔は無理をしたのか少しばかり赤かった。そこまでして割引がされたいのかと思いつつも、メニュー見る。


喫茶店と言うだけあり、お茶の種類も豊富だった。

お茶に関しては分からないし適当にアールグレイにしておいた。その際にミルクも付けますか?と言われたので付ける。

パフェに関しては何種類もあり俺は、王道にチョコパフェにしておいた。


甘栗も変わらずアールグレイにミルク付きと俺と違い。いちごパフェに

注文から頼んだものが来るまでにあまり時間はかからなかった。


「わぁー美味しそう。」


と、彼女はスマホから写真を撮っていた。

俺はと言うと写真を撮らずにパフェを食べていた。久しぶりに食べるパフェはやはり美味かった。パフェなんてあまり食べる機会が無かったから他のパフェと比べ美味しいのか分からんかった。

と、彼女もパフェを食べ始めていた。


「んー美味しぃ」


と、とっても笑顔になっていた。

俺的にはパフェよりかはこの笑顔を写真に収めたい。

と、思っていると目の前にパフェをすくった。スプーンが出される。


「先輩、あーん」


と、出された。

俺は、仕方なく出されたスプーンに口を近づけ食べた。


「どうですか?女の子からあーんされた。パフェは?」


「まぁまぁかな」


「はい?」


「嘘です。美味しかったです。」


と、彼女からドス黒いオーラが出たので訂正した。

すると、彼女は何かを待っていた。

何かと考えると、なるほどと思い

俺は、自分のパフェをスプーンで救い彼女の口へ近づける


「ほい」


「はむ」


と、彼女はスプーンに乗ったパフェを食べた。ちょっと待てよこれって関節キスなんじゃ、と思っていると彼女も気づいたらしく。先程のスプーンを眺めていた。

今更かと思い俺は、そのスプーンでパフェを食べ始めた。


「はぅー」


と、正面から聞こえたが無視した。

しばらくすると、彼女もパフェを食べ始めた。


しばらく時間がたち彼女も食べ終わり俺達は紅茶を飲み干し席を立った。

そして、カウンターへと移動する。


「合計で1580円です」


と、言われたのでお金を出す。


「先輩、私の分は私が払いますよ?」


と、小声で言われる


「それに対しこれぐらいなら奢るよ」


と、俺も小声で言う。

彼女はそれに納得出来たかは知らんが払い終わった後店を出る。


「さぁーてこれからどうしましょうか?」


「俺は、まだ時間あるけど」


そう言うと彼女はしばらく考えた後何かを思いついたのか。顔を上げ


「私、ゲームセンターって所に行ったことないので行ってみたいです」


と、彼女はそう言った。

ゲームセンターねぇー俺も最近ではゲームなんて外に出てやった事ないしな。

まぁ、彼女が行きたいって言ってるしいいかと思い。

スマホから近くのゲームセンターを調べ

近い所があったので


「じゃあ、行こうか?」


「はい!」


と、彼女は笑顔で俺について行った。

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