スランプ脱出には体験談と創作論を書くと良いかも?
ここ二年ほど、小説を書けないでいた気がします。(無血のヒーロー短編集をちょこっと書いたりはしていましたが)
何故、そんなスランプに陥ったかについては、別項で散々に述べてきましたが、過労で倒れた後遺症からです。
書きかけの長編もあるし、リハビリの為に始めた無血のヒーロー短編集も、今一つ浮かばない。
とりあえず物語が思い浮かばないのと、その過労の原因となった劣悪環境について警鐘を鳴らすために始めたのがエッセイ「ブラック職場脱出マニュアル」でした。
やはり、体験談と言うのはプロットに悩む所が免除されるため、スイスイ書くことが出来ました。
これによって、ひとまず「文章を書く」と言う習慣を少しずつ復活させる事が出来ました。
次に書いたのは創作論です。
これもリハビリと、自分が二十年ほどの執筆経験で何を得たかの棚卸しをする意図もあって始めました。
思いの外、書くことが多くて、筆も進みました。
とにかく完全に引退を決めたわけでもないのに「何も書かない日がある」と言う状況は、それはそれでストレスになります。
何だかんだ、私はものぐさではあるが、書き始めれば楽しめるのだと再確認出来た次第です。
ただ、延々創作論ばかり書いてても、物語を書く所まで戻れはしません。
ゲーセンで、自分はプレイしないのに他人のプレイに蘊蓄を垂れているようなものです。
ブラック職場脱出の方のエッセイに行き詰まりを感じ、今一度、私が見聞きした驚異を伝えるにはどうしたら良いのか? を考えた結果が、先日執筆した「自己愛性こども拐い」でした。
これも体験談がベースにあり、プロットや人物設計に手間をかけずに済みました。
それでも結果的に、久々の新作を書くことが出来ました。
そして、新たな作品を書き上げた事で、今度はこちらの創作論でのネタが沢山仕入れられたと言う好循環にっているかな? と思います。
私の方は、それでも長編や無血のヒーロー短編集の続きを考えるまでには回復していません。
(今の仕事と家事が忙しいこともありますが)
けれど、私のように「小説を書けなくなる程のダメージを受けた」経験があるなら、エッセイなどで少しずつ慣らしてから、その経験を物語に変換してみてはどうでしょうか?
恐らく“今”一番実感を伴い、書くべき題材はそれなのかも知れません。
やはり、感想を頂いた事で見えてくる事もありましたし。
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