パラドレスク戦記

茶乃木

第0話

 2050年、世界人口は97億人へ増加し人口が増えることによりゲームをプレイする人口も比例して増加した。世界中で供給されスポーツと同様の扱い、もしくはそれ以上の扱いをうけるようになったゲームは人々の日々の楽しみでもあった。そんな中、ゲーム普及率99%の日本では新たなゲームが発売された。その名は「パラドレスク」。このゲームが発売されたことによりこの2年後、第一次ゲーム革命が起こる。そこではパラドレスクにログインする時間帯が20時~24時に指定されたのだ。しかし、これにより暴動が起こることはなかった。なぜならログインしている間は時間が6倍で進み、4時間でゲームの1日を体感することができる。この体感時間のずれを失くすために、ログイン時間を指定し、4時間を24時間にするという時間的なことにより、ほとんどの人はその時間にログインし充実した世界を過ごす。つまり、1日44時間になったのだ。ログインしているからといって、ゲームをするのではなく、睡眠をとったり、食事をしたり、やることは現実世界とはなんら変わりはない。ひとつ違うのはこの世界は戦争しているということである。もともとは自由な国という概念がない世界だったが、ゲーム人口の増加と国民の生活が本格的に行われ、第2の世界となったことにより、国を統治するものが必要になった。後は日本の歴史と同様に戦が始まり、パラドレスクが発売されて20年後の2070年、国は6つに分けられた。


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