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TIPS:瓶詰めの楽園(4)」への応援コメント

  • あれ……?いつの間にか追加されてたの見逃してました!シンはアリアの前だと誠実でいいやつですね。2人のエピソード好きなので追加の話も楽しく読まさせていただきました!

    作者からの返信

    はちみつさま

    おおお!!最期までお読みいただきどうもありがとうございます!!!この話を読んでいる方はほとんど居ないと思いますので、ここでは裏話や設定の話も含めてすべて語りたいと思います。めっちゃ長くなりましたw(*´艸`*)j


    TIPSをお読みいただき本当にありがとうございます!実はTIPSの話は第一章の最終話23話から、第2章の1話目の24話の、その間に存在していた第1章→第2章の助走のために書かれていた幕間話だったのでが、……シンの話を掘り下げたらとたんにPVがガクンと4分の1くらいまで露骨に落ちて、さすがにヤバいと思い、10日間ほど様子を見た上で、☆の数やブクマが減っていき、泣く泣く削除したという裏話があります(^_^;)


    シンの『瓶詰めの楽園』を削除したあとに少しずつ持ち直しましたが、最終的に去っていった方たちは戻ってくることはありませんでした(T_T)。この一件で読者さまの期待を裏切らないようにとせねばなと、おおいに反省した一件でもあります。



    【きりとり線】ここから先はあくまで作者の脳内にあるだけの妄想、IF設定、脳内プロットとお思いいただけますと幸いです(*´ω`*)【きりとり線】



    シンの行動はアリアの存在を許さなかったすべてに対しての怒りに根ざしています。アリアが産まれてきたこと自体を〈罪〉とする神、世界、法、教義そのすべてとたった1人で戦い、討ち滅ぼし、世界ごとすべて作り変えようと思っていました。シンの持つ魔眼の真の力は視界に移るすべてを自分の認識で上書きするという力です。神々にも匹敵する力を持つ、黄金の征服者〈コンキエスタ・ロール・ゴルド〉をシンが(戦闘シーンすらなく)一瞬で倒しているのも、もはや『ボクに勝つことはできない』そう認識したからです。この星眼の力には一切の制約がなく相手もふせぐ手段がありません。


    ただ、この力の弱点は〈本当に信じている事しか現実にならない〉という物で。その力の制約を理解したシンは、アリアの死後に、アリアが屋根裏で語っていた物語を疑念を抱くことなく信じることができるように、『僕』から『ボク』という存在になるように人格の上書きを行いました。そういった意味ではこの時点でシンは一度死んでいるともいえるかもしれません。シンは目的を達成するためにいままでの『僕』を殺して『ボク』になりました。そんなシンですが、第一章最終話でクロノの〈以心電心〉によって、シンの記憶がクロノに流れこんできたのと同じように、クロノのなかに残っていたシンの記憶がシンに流れ込んでいました。この接触が『僕』としてのシンを取り戻すことに繋がります。



    どこかに元の彼の人格が残っていたのか、無意識のうちに「魔眼を持って産まれた者は生まれ落ちた時点で殺めなければならない」。そう定めた教会の最高位である枢機卿を殺めたりと、アリアが普通に生きることすら否定した者を屠ったりしています。1話の内にシンに殺された枢機卿は、ただの偉そうなショタぽいザコとして処分されましたが、あくまで設定上は神と同格かそれ以上の力を持ってたりしています。



    【枢機卿の本来のスペック】

    ◇死亡時に自動的に復活。世界中に用意した枢機卿のバックアップ体に転生することで殺害は不可能

    →無限自動蘇生の能力は星眼により無効化。シンはアリアの死を目にし死者が蘇生することは絶対にないと確信していますので、〈死者は蘇生ができる〉という枢機卿の能力を、〈死者は蘇生できない〉という認識によって上書きされました。


    ◇枢機卿の聖剣エクスカリバーを、シンの聖剣カリバーンで両断できた理由
    この世界では、シンの与えられた聖剣カリバーンは聖剣エクスカリバーのレプリカであり本来は聖剣カリバーンを両断するような能力はありません。ですがシンは世界に聖剣は1つだけ。勇者の持つカリバーン以外は存在しない、そう認識しているので聖剣エクスカリバーの力を圧倒しました。戦闘中にシンが独り言のように『エクスカリバーはカリバーンの後にあとづけで作られたニセモノ』と狂人の戯言のように語っていますが、これは私達の世界の事実で、無意識にこの世界の知識を召喚していたのかもしれません。


    ◇クロノとの闘いの最中に覚醒した創星眼の力
    世界を創造することさえ可能な真の意味で無限の力を持つ力です。シンが創星眼の能力を使ったあとに楽園からアリアが現れましたが、ここはさまざまな解釈があって良いのかなと思っております。


    【解釈:A】屋根裏でアリアとともに築き上げた楽園のイメージを元に世界を一瞬で創造した。


    【解釈:B】楽園は元から存在する異世界であり創星眼の力がアリアの世界とこの世界とを繋げた。


    どちらの解釈でもまったく問題ございません。いずれにせよシンとクロノの前にあらわれたアリアは、シンが魔眼で創造した存在ではなく、本当のアリアなどなのだとわたしは思っております。クロノとシンの物語を最期までお読みいただきどうもありがとうございます!!m(_ _)m