第7話 誰かにとっての特別な一日・3

 誰も彼もが寝静まった午前四時。


 俺は一人、ホテルの厨房で仕込みを始めていた。


 下積みを終えたとはいえ、まだまだ下っ端には違いない。やらなければならない仕事は膨大だ。


「おっはよー! いやー、いい朝だね! まあまだほぼ夜だけど! こんな時間から労働の悦びを味わえるなんて、ホテルってのは最高の仕事だね!」


「お、おはようございます……ふわぁ」


 静寂を打ち破り、二人の客が厨房に現れる。


 一人はいつも通り、ポジティブなんだかネガティブなんだか分からないことをハイテンションで語る湊。


 もう一人は眠そうな目を擦る亜里砂ちゃんだ。


「おはよう、二人とも。てか、湊はなんでいるんだよ。別に今日は必要ないだろ」


 湊は後継者として、ホテルの全部門で一通り修行をすることになっているが、さすがに厨房は担当外だったはずだ。


 そう訝る俺に対して、湊はにっこりと笑ってみせる。


「必要がなくても、千隼は私に会いたいかと思って」


「その通りだけどな! いやまあそれはまた別の話でね?」


 つい癖で一回肯定したものの、完全に話が逸れたので元に戻す。


「私が提案したんだから、手伝いくらいはするってことよ」


 と、割とまともな答えを返してくる湊。


「まあいいけど」


 製菓の技術的な面では役に立たないだろうが、俺には向かない場面で力を発揮してくれるだろう。


「んじゃ、始めようか。まず何を作るかだけど、ご両親が好きなお菓子とかあるかい?」


 訊ねると、亜里砂ちゃんは少し考えてから口を開いた。


「えと……お母さんは甘い物ならなんでも好きです。お父さんは、あんまり甘すぎるものは駄目かと」


 好みを聞いて、湊が「ふむ」と頷いた。


「となると、お父さんの好みに合わせるのが無難だね。というわけで千隼、甘さ控え目で、初心者にも作れるお菓子、何かある?」


「となると、オペラなんかどうだ?」


 ぽん、と浮かんできたメニューを口にする。


「オペラ? 歌ですか?」


 馴染みのないお菓子だったのか、亜里砂ちゃんは首を傾げていた。


「いや、チョコケーキの一種さ。見栄えがするからコース料理の最後に持ってきても合うし、甘さを控え目にしても美味しいんだ」


「そんなお菓子があるんですね。私に作れるでしょうか」


 少し不安そうな亜里砂ちゃん。


 そんな彼女を安心させようと、俺は軽く笑みを浮かべた。


「大丈夫。両親を祝いたい気持ちがあるならね」


 そうして、俺は厨房の中の食材から必要な分だけ材料を揃え、作業の準備を整える。


「ん? 今日の生地、バターじゃなくて太白使うんだ」


 俺が揃えた材料を見て、湊が普段と違う部分に気付いた。


「ああ。バターだと重くなるし、お父さんに合わせるならこっちだろう」


「あの、太白ってなんですか?」


 聞き慣れない名前だったのか、亜里砂ちゃんが小首を傾げる。


「ん? ああ、ごま油だよ」


「え……そ、そんなのお菓子に使っていいんですか?」


 予想外の答えすぎたか、亜里砂ちゃんは怪訝そうな顔をする。


「いいんだよ。それは太白ごま油って言ってな。普通のごま油と違って、匂いも色もない、お菓子作りにピッタリな油なんだ。主にバターの代わりに使う」


 軽く説明すると、亜里砂ちゃんは太白の匂いを嗅いで目を見開いた。


「本当だ、匂いがない。千隼さんは普段からこういうのを使ってるんですか?」


「いや、普段は使わないな」


「え」


 否定すると、亜里砂ちゃんはまたきょとんとする。


 昨日は緊張していたせいか内気な印象だったが、今日はくるくると表情が変わるので、見ていてちょっと楽しい。


「お父さん、甘いもの苦手なんだろ? 多分、軽いほうが食べやすいと思ってね。何カ所かレシピを改良しようかと」


 そのために、 修行中に何度か試したレシピを引っ張り出してきたのだ。


 作る相手が決まっているのなら、こういった工夫もできる。


「おー、力入ってるね、千隼」


 少し驚いたような湊。


「そりゃな。請け負った以上、手抜きなんかできん」


 未熟とはいえ、これでもプロである。


「わざわざ私のために……なんか手間をかけさせてすみません」


 が、亜里砂ちゃんは余計な仕事をさせているという負い目があったのか、悪いほうに受け取ってしまったらしい。


 どうしたものかと思っていると、湊がしゃがみ込んで亜里砂ちゃんと目を合わせた。


「別に、謝ることなんかないんだよ」


 軽い口調でそう言うと、湊は楽しそうに笑ってみせた。


「特別な人の特別な日に、特別なケーキを贈る。それってきっと素敵なことでしょ? だから、私も千隼もその手伝いをするのを楽しんでるんだよ。ね?」


 同意を求められた俺は、素直に頷いた。


「ああ。腕を求められるのは、俺としてもやり甲斐があって嬉しいよ」


 亜里砂ちゃんは少し驚いたようだったが、すぐに柔らかい笑顔を返してくれた。


「はいっ!」


 ……やっぱり、湊が来てくれたのは正解だったかもしれない。


 どこか微笑ましい気持ちで、そう思うのだった。






 ビスキュイコジョンドというスポンジ生地に、コーヒークリームとガナッシュを塗りながら重ねていく。


 コーヒーを使ったシロップをビスキュイに染み込ませ、四層に重ねた複数層レイヤードケーキ。


「よし……ここまで来たら、あとは仕上げ用のチョコを掛けるだけだ。まだやれるかい? 亜里砂ちゃん」


 冷蔵庫で冷やし終えた生地を取り出し、今日の主役に語りかける。


「だ、大丈夫です」


 お菓子作りは体力仕事。


 朝一から作業を続けていた亜里砂ちゃんはへろへろな様子だったが、それでも気合いの入った表情で頷いた。


 俺はチョコを温めていたミルクパンを掴むと、真剣な表情を浮かべる。


「いいかい、ここからは時間との勝負だ。チョコを掛けたら、へらで素早く塗り伸ばすんだ。ただし、触りすぎると綺麗に仕上がらないから、最小限の回数で」


 仕上げ用チョコを温めすぎると、バタークリームが溶けてチョコに混じってしまう。


 なので、そうならないよう仕上げ用チョコを溶かす温度は低めに設定しているが……即ちそれは固まりやすく、作業時間が限られているということに他ならない。


「は、はい!」


 緊張した様子でへらを握る亜里砂ちゃん。


「行くよ!」


 俺は合図すると、ゆっくりと仕上げ用チョコを生地に掛けた。


 冷蔵庫で冷やされていた生地に触れた途端、チョコの温度が急激に下がり、固形化が始まる。


「頑張って、亜里砂ちゃん!」


「はい!」


 湊の応援を受け、亜里砂ちゃんが表面のチョコを均していく――が、やはり初めてでは難しいのか、たどたどしい手つきだった。


「大丈夫、力を抜いて」


 俺はそう声を掛けると、亜里砂ちゃんの背後に立ち、へらを持つ彼女の手に自分の手を重ねた。


「静かに、なめらかに。落ち着いて作業をするんだ」


 感覚を共有するように、亜里砂ちゃんの手を動かしてすっとチョコを伸ばしていく。


「わぁ……」


 亜里砂ちゃんが感嘆の声を漏らしながら、作業を続ける。


 俺は徐々に補助を弱め、亜里砂ちゃんが自分の手でチョコを伸ばしていくのを見守った。


「……できた」


 へらがピタリと止ると、亜里砂ちゃんは自分でも驚いたような声を上げた。


「わ、綺麗。よく仕上がったね」


 湊も完成品を見ながら、感心したように拍手を送る。


「ひとまずこれで完成だな。お疲れ様、亜里砂ちゃん」


 俺も無事完成したことにほっとしながら、小さなパティシエールを労った。


「ありがとうございます! 千隼さんと湊さんのおかげです」


 ぺこりと会釈してくる亜里砂ちゃん。


「いやいや、頑張ったのは亜里砂ちゃんだよ。な?」


 目線で水を向けると、湊もこくりと頷いた。


「うん、初めてなのによくやったよ。ねえ、せっかくだし試食してみない?」


「そうですね。せっかくなので!」


 苦労して作ったケーキの味に興味があるのか、湊の提案に亜里砂ちゃんも乗り気だった。


 俺は形を整えるために切断した切れ端を皿に載せると、三人分のフォークを用意する。


「い、いただきます」


 緊張した様子で一口食べる亜里砂ちゃん。


 合わせて、俺と湊も一口味見をしてみた。


 ふわりと漂うコーヒーとラムの香り、口溶けのいいバタークリーム、そしてビターなチョコの苦み。


 プロのレシピだ、味付けそのものは上等。


 しかし――


「……なんかべちゃべちゃしてます。クリームも多いような」


 しょんぼりと肩を落とす亜里砂ちゃん。


 彼女の言うとおり、非常にたどたどしい味になっていた。


 繊細で慎重なのにバランスが悪い、迷子のような印象の仕上がり。


「ま、初めてならこんなものだよ」


「う……でも、こんなものをお父さんとお母さんに出すわけには」


 慰めるものの、亜里砂ちゃんは落ち込んだままだった。


 無理もない。あれだけ苦労して作った成果がこれでは気分も落ちるというもの。


「失敗したならやり直したらいいだけだよ。まだ時間はあるんだし、ね?」


 湊が励ましの言葉をかける。


「けど……やり直して、うまくいくんでしょうか」


 が、相当へこんだ様子の亜里砂ちゃんには響く様子がなかった。


「大丈夫だって。次はきっと――」


 続けて声を掛けようとした湊を、俺は軽く手で制した。


 湊を信頼していないわけではないが、お菓子作りの難しさや苦しみは、きっと俺のほうが理解できるから。


「よし、じゃあこの際だ。最高にお菓子を上手く作れるコツを教えてあげよう」


 俺はとっておきの秘密を共有するように、悪戯っぽい口調で告げる。


 途端に、亜里砂ちゃんがパッと顔を上げた。


「そんなものがあるんですか?」


「ああ。それはね――」


 一つ溜めてから、俺は優しく言葉を紡ぐ。


「――好きな人のために作ることさ」


「好きな人のため……?」


 首を傾げる彼女に、俺は頷いた。


「そう。お菓子作りってすっごく疲れるし面倒だろ? だから、つい手を抜きたくなるし、妥協したくもなる。けどね、好きな人のために作れば、そういう面倒なことも、ちゃんとやろうと思えるんだよ。面倒なことをやればやるほど、お菓子は美味しくなるんだから」


 俺は、亜里砂ちゃんの頭をぽんと撫でる。


「亜里砂ちゃんは、そのコツを最初から知っているだろう? だから、きっとうまくなる。足りないのは経験だけさ。次に作るお菓子は、今よりも美味しくなるはずだ」


「…………っ! はい!」


 彼女は元気を取り戻したのか、明るい表情で頷いた。


 それを見て、湊もほっとしたように胸を撫で下ろす。


「よし、じゃあ次の材料を揃えなきゃね。パパッと用意してくるから待ってて」


 そう言うと、湊は業務用冷蔵庫へと向かった。


「あの、千隼さん」


 そんな彼女の背中を見送りながら、亜里砂ちゃんが声を掛けてくる。


「なんだい?」


 振り向くと、彼女は少し不思議そうにこっちを見上げていた。


「千隼さんのお菓子作りが上手なのも、好きな人のために作ってるからなんですか?」


 意外な質問に、一瞬だけ俺は目を丸くしてから、素直に頷いた。


「――ああ、その通りだよ。初めてお菓子を作った時から、俺はずっと、たった一人に認められたくて頑張ってる」






 目が回るような忙しさの中、日々はあっという間に過ぎていった。


 そうして迎えた、亜里砂ちゃんの両親の結婚記念日。


「千隼。亜里砂ちゃんのテーブル、メインディッシュに入った。そろそろ準備をお願い」


 ホテルの制服を着てサービスを行う湊が、厨房に入るなりそう指示を出してきた。


「了解」


 俺は冷蔵庫に用意されたオペラを取り出し、湊の前の作業台デシャップに置く。


「へえ……綺麗に出来てるじゃない。これ本当に亜里砂ちゃんが作ったの?」


 目の前のお菓子を見て、湊が感嘆の声を漏らす。


 彼女は自分の仕事があるため、最後まで特訓に付き合えなかったので、完成品を見るのはこれが初めてなのだ。


「ああ。頑張ってたよ、あの子」


 激務の間に行われる特訓は、俺も楽なものではなかったが、大事な人のために必死になる亜里砂ちゃんを見ていると、不思議と苦にならなかった。


「うん。やっぱり千隼に任せて正解だったね。これ、せっかくだから千隼が持っていってあげなよ」


「俺が?」


 客の前に料理を持っていくのはフロアスタッフである彼女の仕事だ。


 それを譲るというのは、普通じゃあり得ないことである。


「亜里砂ちゃんの先生は千隼でしょ? 亜里砂ちゃんも千隼に見届けてほしいって思ってるよ」


 優しくそう言ってくれる湊。


 きっと亜里砂ちゃんだけではなく、俺のことも慮った提案。


 その心遣いホスピタリティを断るほど、俺も無粋にはなれない。


「分かった。せっかくだから」


 厨房の面子も、これが何か特別なサービスだと察しているのか、特に口を挟むことなく俺を見送ってくれた。


「行ってらっしゃい」


 見送ってくれる湊の言葉を背に、俺は台車の上にケーキとサービス道具一式を載せると厨房を出てフロアに入った。


 そこにいるお客さんはみな思い思いの表情で食事を楽しんでおり、湊が大事にしているこのホテルの魅力が伝わってくる。


 そんな中、目的の家族がいた。


 少しおしゃれをした亜里砂ちゃんと、彼女によく似た様子の両親。


 何故か俺のほうが少し緊張しながらも歩いていくと、亜里砂ちゃんがこっちに気付いた。


「………………っ!」


 彼女も、運命の瞬間がやってきたのを察したのか、ピンと背筋を伸ばして表情を強張らせる。


 大丈夫。きっとうまくいく。


 俺は心の中でそう伝えてから、テーブルの前に立った。


「失礼します。こちらデザートのオペラになります」


 テーブルに、そっとオペラを載せた。


 少し大きな、長方形のチョコケーキ。


 黒板のように滑らかな表面には、ホワイトチョコで『結婚記念日おめでとう』という文字が書かれていた。


「これは……」


 そのたどたどしい文字に、父親が軽く目を見開いた。


 説明を求めるような視線に、俺は柔らかい笑みを浮かべながら口を開く。


「こちらのケーキは、そこのお嬢様……亜里砂ちゃんが作ったものです」


「亜里砂が?」


 母親が、驚いたように亜里砂ちゃんを見る。


 すると、亜里砂ちゃんも緊張した様子で、ぎこちなく頷いた。


「うん。千隼さんが教えてくれて……私が作ったの」


「いつの間にそんなことを……」


 気付かなかったという様子の父親。


「亜里砂ちゃん、とっても頑張っていたんですよ。ご両親に喜んでいただくために」


 俺の言葉に、亜里砂ちゃんがはにかんだ様子で俯いた。


 すると、母親が優しい表情でオペラを見つめる。


「こんな立派なケーキを作れるようになってたなんて……食べてしまうのがもったいない気がするわ」


 感動した様子の母親に、くすぐったそうな表情を見せる亜里砂ちゃん。


「うん。でも一生懸命食べてほしいな。千隼さん、お願いしていい?」


「もちろん」


 亜里砂ちゃんの言葉をきっかけに、俺は温めておいたケーキナイフを使って、オペラに刃を入れた。


 長方形に切り分け、仕上げの金粉を載せて給仕サーブする。


「どうぞ」


 三人分が行き渡ったところで、両親がフォークを手に取った。


「じゃあ……いただきます」


 亜里砂ちゃんが息を飲んで見守る中、二人がオペラを食べる。


 俺まで緊張してしまい、じっと様子を見守った。


「……美味しい」


「うん。思ったより甘くなくて、いいなこれ」


 その評価が出た瞬間、俺と亜里砂ちゃんは同時に深く息を吐いた。


 そして、そのことにお互い気付いて、苦笑を浮かべてしまう。


「この子がこんな美味しいケーキを作れるようになるなんて……とっても丁寧にご指導してくださったのですね。ありがとうございます」


 母親が、俺に向かって丁寧に感謝の言葉を紡いだ。


「いえ、全てはご両親を祝いたいという亜里砂ちゃんの気持ちがあればこそですよ」


「ううん。全部千隼さんと湊さんのおかげ。本当にありがとう」


 笑顔で、礼を告げてくる亜里砂ちゃん。


「はは、どういたしまして」


 二度も感謝されてしまえば、照れ臭いながらも受け取るしかない。


 とはいえ、ここで俺が主役になっても仕方がない。


「では、私はこれで。食べきれなかった分はあとで部屋にお持ち致しますので」


 ぺこりと頭を下げて、俺は退散した。


 そうしてフロアと厨房の境目まで戻ってくると、一部始終を見守っていたらしい湊と目が合う。


「お疲れ、千隼。大成功したみたいだね」


「ああ。お前も来ればよかったのに」


 この件に関しては、湊も功労者だ。側で見たかったろうに。


「ううん。私が主役になっても仕方ないし。ここで十分だよ」


 そう言って、湊は亜里砂ちゃんたちを見つめ、目を細める。


 まるで、我が事のように幸せそうな表情で。


『誰かにとっての特別な一日。私は、それをちゃんと支えられる人でありたい』


 あの誓いが果たされたことこそが、最大の報酬と言わんばかりに。


「……湊」


 気付けば、俺は彼女の名前を呼んでいた。


「ん? なに」


 彼女は、穏やかな笑顔のままこっちを見つめてきた。


 俺は一度、感情のままに言葉を紡ごうとして、


「……いや、なんでもない。まだ仕事残ってるんだから、サボってる場合じゃないぞ」


 それをやめて、違う言葉を口にした。


「おっと、そうだった。仕事しなきゃ」


 湊はポカを恥じるようにはにかんでから、仕事に戻っていく。


 その背中を見ながら、俺はさっき止めた言葉を思って頭を振った。


「ま、今更言う必要のない言葉さ」


 ――また少し、湊のことが好きになったなんて。


「さて、俺も残りの仕事をするか」


 ぐっと一つ伸びをしてから、俺も厨房に戻るのだった。

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