EP14 動き出す軍

カジ「こちらです。魔力体制の付いた鉱石で3つ装置を作りました。発射時には相性のいい魔力を込めて打ちます。風に対しては風の魔力、氷に対しては氷の魔力のような感じですね。」

ルア「爆術に関しては?」

カジ「爆術に関しては天術が効くということなので天鉱石で破壊兵器を作りました。爆術によって作られたものは破壊できます」

ヒカーラ「誰が進軍するかは決めたのか?」

ルア「80人くらいで行くよ」


7日たち、彼らは動き出した。


ファリマスタ「お呼びでしょうかハイビュス様」

ハイビュス「敵がついに動き出したようですね。ほかの6軍王を集めてください」

ファリマスタ「承知いたしました」


ルア「あれが結界か。」

カジ「すこし増えているようです。一番外の結界は風結界でしょう。人や魔族は確実に通れませんが、魔法は貫通します。まあでもこの装置で吸収できるので。」

エイダン「頼んだぞ」


属性対応型魔術吸収装置アトリビュートマジックアブソーバー

七属性すべてに対応し、結界だけではなく魔法でできた構造物を吸収する。使用するには適応した属性の魔力を込める必要がある。破壊ではなく吸収のため、その場での同一魔力を使った建築物の再構築は不可能となる。


爆術対応型魔術破壊装置エクスプロードマジックブレイカー

爆術に対応した構築物を破壊する装置。破壊のため、再構築は可能だが時間がかかる。


カジ「とりあえず風の結界は吸収できました。次は氷結界のようですね」

エイダン「装置に変化があるようだが大丈夫なのか!?」

カジ「まさか... この装置はここまでのようです。ハイビュスに仕組まれました。風結界の中に爆術を含ませていたんでしょう。まもなく爆発します。離れてください」

カイチ「ハイビュスに読まれていたということでしょうか」

カジ「爆発したら風の魔力は放出します。再構築される可能性が。」

ルア「ならば爆発で広がる前にこの周りを結界で囲えば大丈夫じゃないかな。

   天術。天結界ハイシールド

モア「これなら魔術の再構築はできないだろうけど。残りの氷結界と地結界はどうするか」

ルア「地結界は天術で無効化は可能だけど、氷結界は…」

アルジェカ「俺の出番であろう!!!」

全員(...誰?...)

ユシータ「あのー...」

アルジェカ「おや?あ、自己紹介がまだだったな!私は炎の長、アルジェカ・アルカである!」

モア「炎の長ということは…」

アルジェカ「申し子の血を引く者だ」

エイダン「つまり炎術の使い手というわけですか」

アルジェカ「そういうことだ!氷結界は任せろ!」

ルア(なんか熱い人だな)

マリアン「魔王様、空間色覚で見たところ、氷結界の奥には地結界、そして爆結界のようです。」

ルア「なるほど、全部敗れると思うけど、そこからが問題だね」


炎術、炎弾破壊フレイムディザスター


アルジェカ「ここは敗れた!」

ユシータ「次は地結界のようですね。私にお任せください」


天術、天幕無効ハイインヴェイド


ユシータ「地結界も破れました。カジさん!」

カジ「はい。爆術破壊装置、起動、発射!」


カジ「結界はすべて解けました。行きましょう」


ハイビュス「結界がすべて無効化されましたね。六軍王を出しましょう」

ファリマスタ「承知いたしました」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る