EP6 風天戦争①
ヘイマン「決断はできたか」
ルア「そうだね。まず、君の裏にいるのはハイビュスか?」
ヘイマン「なっ」
ルア「君は相当の強さを持っているけどハイビュスに魂を抜き取られたから...弱くなってるんじゃない?」
ヘイマン「ふっ さすがだなルアよそこまで見抜いているとは」
ルア「だから僕は…戦争を選ぶ。このままハイビュスの思惑通りにいけば世界が終わるからね。できるだけこの国で完結させたほうがいいと思うんだ」
ヘイマン「そうか。では要望に答えるとしよう。全軍突撃!!!!」
天術、
ほう、その程度の魔法で貴様の国を守ったつもりか、われのことも気にせず
風術、
ブシュン!
ルア(早い…)
だからと言って我ばっかりを気にしてたら命取りぞ。
氷術、
はっ!
ドン! ドカン!!
我ばっかりに気にするなと言ったのに。
ぐは…
まあこれを食らって生きているとは 魔王らしくはあるな。一つ教えてやろう。我は今、ハイビュス様の魂を貸していただいているのだ。つまりわれの持っている魂は12個だ、貴様とは格の違いが生まれているのだ。
魂がたくさんあれど一つひとつが有能だとは限らないよ
君の魂は多いだけの屍だ。
はっはっはっ 言ってるがいいわ。今に見せてやる、真の魔王というものをな
地上。
マリアン「全員配置につけー!」
ヒカーラ「マリアン殿」
マリアン「ヒカーラ王にロイチ王、カイチ王、」
ロイチ「状況はどうなっている。」
マリアン「魔王様が戦争を開始しました上空で魔王ヘイマンと交戦しています。魔王様の結界のおかげで進軍は止めることができていますが間もなく結界も破れます」
ロイチ「カイチは部屋で戦えない者たちを守るのだ」
ヒカーラ「結界が敗れるまではあと何分ほどだ」
マリアン「あと10分もすれば破られます。次の結界も間に合いません」
カイチ「私が援助しますわ。」
ロイチ「カイチを入れれば5分で次の結界を作れるだろう。ただそれが最後の結界だ。時間を稼いでいるうちに裏から回ろう」
ヒカーラ「では俺は南から行く」
ロイチ「私は北から行く」
ハイビュス「はっはっはっはっ!!! 戦争が起きてますねー」
???「あなたが起こした戦争でしょう」
ハイビュス「まあそう怒らずに、ミランダ。もう少し協力してくれませんかね」
ミランダ「あなたに協力する義理はないのだけど」
ハイビュス「ほぅ、私の言うことが聞けないと、」
ミランダ「私だって魔王よ、あんたとは違う真っ当な魔王なの、第一あなたは本来の力を失って魔王ですらないの。」
ハイビュス「そうですか、では一つ教えておきましょう、この戦争が終わればヘイマンとハルマンは私に魂を授けます。または彼らが死んだら魂は私にすべて宿るようになっています。つまりあのルアでさえ超える力を持つことになるのです。それでも私から離れると?」
ミランダ「あらそう... しょうがないわね。まだ私の国を守りたいもの」
ハイビュス「賢い判断ですね。」
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